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東京都の重症者数は7日連続で最多を更新した。特に40代や50代の重症化が目立ってきているが、ワクチン接種に関しては自治体によってバラツキが目立つ世代でもある。日経新聞の記事によれば、主要都市の接種率(8月10日段階)の40代、50代、全年代の接種率では、墨田区や台東区の接種率が高くなっている(日経新聞)。

とくに墨田区では40代が60.6%、50代が71.9%、全年代では54.4%と非常に高くなっている。Yahoo!ニュース個人などの記事によれば、同区では高齢者枠を使ってでも医療従事者に先行して接種を行ったこと、区内の医師会、診療所と病院の責任者が参加するウェブ会議を立ち上げ、行政と医療機関との連携を図り、墨田区保健所のマンパワーを10人から約100人に拡大、病床の拡充に乗り出すなどの戦略をとっていたという(Yahoo!ニュース個人現代ビジネス)。

また、高齢者向けのワクチン接種券の配布は4月1日から行い、6月1日には16~64歳の全ての区民に向けて配布を行ったなどの対策を取ったことも効いたという。6月16日から自衛隊の大規模接種センターでの年齢制限撤廃され、ほかの自治体に住む人は接種券を持つ高齢者しか打てなかったのに対し、同区に関しては16~64歳の住民も大規模接種センターで接種できる人が多かった。同区によると対象者の5%に当たる1万2000人が大規模接種センターで打ったことが接種率が上がった理由とみられている。

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