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デニムにチノ、スウェットにスタジャンなどなど、今季はアメカジを背景とするアイテムが満載。でもアメカジと聞いて浮かぶのは、デニムにチェックシャツを合わせたような、コッテリバリカタアブラマシマシのイメージ…(古い?)。

じゃー、いまどきなアメカジってどんなのよ? ってことで今回は『ジャーナル スタンダード 表参道店』の店長・長尾さんをSNAP!


長尾享さん
ジャーナル スタンダード 表参道店 店長

1987年生まれ。2010年に『ジャーナル スタンダード』に入社。現在はジャーナル スタンダード 表参道店の店長を務める。趣味はフットサル、コメディ映画、古着屋巡り。おすすめは俳優セル・ローゲンが出演している映画全般と、横浜反町の『LIOT』。

 

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モダンなアイダホ風ハンティングスタイル

「完全にリヴァー・フェニックスを意識してみました(笑)。彼が映画『マイ・プライベート・アイダホ』で着てたような色味のハンティングジャケットを主役に、これまた彼に習ってパンツも同型色に。これを“アイダホ風”と名付けます(笑)。ただジャケット・パンツともに野暮ったさがあるので、あえて足元にはローファーを、インナーにはキレイめな生地感のシャツを入れてメリハリをつけています」

いまどきアメカジアイテム_01
Lee×JOURNAL STANDARD/ハンティングボアジャケット

ジャーナル スタンダード別注のオーバーサイズのボアジャケット。ハンティングジャケットがベースとなっている。裏生地にはボアを使用しているため保温性が高い。 ¥26,400(税込)

「とにかく色が抜群です。ダック地といえばブラウンやベージュが多い中、こちらはレッドをベースにしたなんとも言えない色味。これがレトロなアウトドア古着っぽくて逆に新鮮です。秋冬ってどうしてもダークトーンが多くなってしまうので、こんな一着で街の人の目を引いてほしいですね」

 

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異種混合ヤンキース観戦

「さながらヤンキースの試合を観戦をしているおじさん…(笑)。なんですが、そのままだと東京の街にはトゥーマッチなので、インナーにはドイツブランドのスウェットを差して“実はアメリカだけじゃないよ”ってところを狙ってます。足元も同じ狙いでスロバキア出身のスニーカーを。マラソンソールで全体のスポーティ感を維持しつつもオールホワイトでクリーンさを出してみました。いかがでしょう? これでおじさん感が薄れたのでは?(笑)」

 

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GAME SPORTS WEAR×JOURNAL STANDARD/STAND-UP KNIT COLLAR スタジャン

ジャーナル スタンダード別注のウールのスタジャン。あえてラインやワッペンなどを排し、ミニマルなデザインに仕上げている。昔ながらのボリューム感は健在。高い保温性も持つ。
¥39,600(税込)

「アメリカで40年以上の歴史を持つ老舗メーカーにジャーナル スタンダードが別注したスタジャンです。ヤンキース意識のどストレートなネイビーがいいですよね。レザーの切り替えがないのも着やすいポイントです。これを着るからには頭にはぜひヤンキースのキャップを(笑)」

 

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イギリス×アメリカの新生アメカジ

「キャスケットにチノパン、Gジャンとクラシックで王道なアメカジスタイルなんですが、そこにバブアーの現代的なオーバーコートをかますことでバタ臭さを抑えてみました」

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BARBOUR×JOURNAL STANDARD/OS BURGHLEY-WOOL

元来、乗馬用コートとして誕生した「BURGHLEY」をベースに、身幅・着丈など全体的にオーバーサイズに調整した「OS BURGHLEY」のジャーナル スタンダード別注モデル。柄はバイヤー渾身の良配色なチェック柄。¥70,400(税込)

「僕自身、身長がそんなに高くないのでロングコートを持っていなくて。ただこれに関してはサイズ感といい、色といい、不思議と着やすいですね。バブアーといえばなオイルドじゃない点も敬遠していた方にはいいのかと」