岸田首相は17日夕、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、医療従事者と高齢者計3100万人を対象に前倒しすると発表した。
政府は、2回目からの接種間隔を「原則8か月以上」としていたが、新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大が懸念されることを踏まえ、前倒しを検討していた。医療従事者と高齢者施設の入所者を6か月に短縮する。来年2月以降、その他の高齢者の接種間隔は7か月にする。
首相は、米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)との電話会談で、同社の経口薬(飲み薬)を200万回分確保することで基本合意したことを明らかにした。
また、年末年始に向け、予約不要の無料検査を全都道府県で実施できるよう準備していることも明らかにした。