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 1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件で、聖路加国際病院(東京都中央区)は「救急患者を断らない」病院との評判が定着した。今では救急車受入台数は年1万を超える。この救急の現場で患者との「一期一会」を大切にしながら長年、病院を率いてきた石松伸一氏が今年4月、第11代院長に就任した。「自然災害やテロ、感染症との闘いの中で感じるのは、聖路加の現場力とチーム力の強さ。この力を磨いていく」と意気込みを見せる。