嘱託警察犬はふだんは一般の家庭や民間の訓練施設で育てられ、警察の要請を受けて、行方不明者の捜索や事件の捜査にあたります。
審査会は横浜市栄区にある神奈川県警察本部の訓練所で開かれ、シェパードやラブラドール・レトリーバーなど19頭が参加しました。
17日は2つの審査が行われ、行方不明者を捜す種目では、においをたどって落ち葉の中から手がかりを見つけたあと、5つのテントの中から、隠れている人を捜し当てていました。
また、飼い主の指示への反応をみる種目では「待て」や「来い」といった声に従って素早く動いていました。
神奈川県警には、嘱託警察犬として10頭が登録されていて、ことしも行方が分からなくなった高齢者の捜索などにあたったということです。
愛犬とともに参加した63歳の男性は「毎日訓練をしていましたが、きょうは落ち着きのなさも見られました。今後、行方不明者の捜索で活躍してほしいです」と話していました。