ドイツ海軍のフリゲート「バイエルン」(艦番号F217)が11月5~10日の間、東京・お台場の東京国際クルーズターミナルに寄港した。ドイツ海軍の艦艇が来日するのは2002年以来。バイエルンには海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」がホストシップとして接遇などに当たった。さみだれは外国で言えばフリゲートより一回り大きな駆逐艦に相当し、海自の護衛艦はこのクラスが中核で、年々大型化してきていた。ところが現在、海自が大量建造を進めている新型の護衛艦はフリゲート相当。小型化して乗員数を減らすのにはにはやむにやまれぬ現状があるのだが、小型化・省人化を加速できない複雑な事情もある。