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 日立製作所は、2050(令和32)年度までに、部品の調達から製品の生産、消費者による使用、廃棄までに関わる二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする目標を策定した。再生可能エネルギーの導入や、省エネ製品の開発に加え、部品の取引先に対しても排出抑制を要請する。環境意識の高まりに応じ、対応を加速させる。50年度までに10年度比でCO2排出量を80%減らすというこれまでの目標を進展させた。日立としては、再生エネの導入などで30年度までに全世界の工場やオフィスで排出量の実質ゼロを目指す。電気自動車(EV)の部品供給や、水素エネルギーの技術開発などで、消費者の排出抑制も促す。