気象庁によりますと、台風14号は、午後6時には福岡市の北西30キロの海上を1時間に30キロの速さで東北東へ進んでいるとみられます。
中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の北東側390キロ以内と南西側330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
この時間、九州のほぼ全域や中国地方と四国の一部が強風域に入り、西日本では風が強まっています。
▽午後4時すぎに佐賀市で33.5メートル
▽午後3時半ごろに長崎空港で32.4メートルの、
最大瞬間風速を観測しました。
四国には発達した雨雲が次々と流れ込んでいるほか、九州北部には台風本体の雨雲もかかり始めていて、断続的に激しい雨が降っています。
午後3時半までの1時間には、長崎県の対馬空港で50ミリの非常に激しい雨を観測しました。
高知県では、土砂災害の危険度が高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか、長崎県では、氾濫危険水位を超えている川があります。