今回は、BMAXの10.1インチ格安Androidタブレット「BMAX MaxPad I10 Plus」をレビューします。
こちら、15,000円ほどで購入可能な安さながら、Alldocube iPlay40シリーズなど、2万円前後のAndroidタブレットで一般的なUNISOC T618を搭載しており、性能は低くありません。同価格帯のTeclast P20HDなどよりベンチマークスコアはかなり高くなっています。
進化が著しい昨今の格安Androidタブレットの中で、何か特別尖ったものがあるわけではありませんが、コスパという意味ではトップクラスに優秀な一台。
BMAX MaxPad I10 Plusは現在、Banggoodのこちらのページで15,676円でセール中。
アマゾンですと、↓で22,990円となっています。
というわけで、さっそく見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物ですが、USB充電器とUSBケーブル、SIMピンとマニュアルです。これ以外に、プラグを日本/US/台湾式に変換するアダプタも同梱されていました。ただ、一般的なUSB充電器で充電できますので、あまり使わないかもしれません。(ただし高出力チャージャーは要注意。後述)
スペックは下記の通り。
- CPU:UNISOC T618
- GPU:G52-3EE
- OS:Android 10
- RAM:4GB
- ストレージ:64GB eMMC
- 拡張ストレージ:microSD
- ディスプレイ:10.1インチ(1920×1200)IPS
- カメラ:リア5MP、フロント2MP
- バッテリー容量:6,000mAh/3.8V
- サイズ:242x164x8.9mm
- 重量:(実測)536g
- 通信:802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0、4G LTE
- SIM:デュアルSIM(排他方式)
- GPS:対応
CPUのUNISOC T618は、廉価Android端末で一般的なチップセット。Cortex A75 x2とA55 x6のオクタコアです。
RAMが4GBである点が2万円前後のタブレットよりも劣る部分です。センサーは加速度のみで、ジャイロは非搭載。widevineはL3なので、アマプラやNetflixの高画質再生はできません(YouTubeは可)。これも格安タブレットとしては一般的な仕様。
nano SIMを挿してモバイルデータ通信が可能です。デュアルSIMに対応していて、1つはmicroSDとの排他方式。
注意点として、高出力チャージャーだと充電できないことがあります。付属のチャージャーや、スマホ用の20wであれば充電できたのですが、100wチャージャーでは充電が開始できませんでした。
続いて外観ですが、背面はメタル調処理を施されていて、安っぽさは感じません。シングルカメラとLEDフラッシュ部は数mm飛び出ています。また、技適マーク(R210-157298)もプリントされています。
SIMスロットは↓の通り。排他なので、nano SIM x2もしくはnano SIM x1 + microSD x1です。
側面には、USB Type-Cポート、SIMスロット、電源、音量ボタン。
底面はデュアルスピーカー。
逆側面には何もついていません。
上部にはイヤホンジャックを搭載しています。
重量は実測で536g。後述するように、BMAX MaxPad I10よりもかなり軽くなっています。
ベンチマークスコア
続いてはベンチマークスコアを見ておきます。
Geekbench 5は、下記の通りシングル396pts、マルチが1,394pts。UNISOC T618タブレットとして一般的なスコア。
ストレージはeMMCですので、シーケンシャルリード・ライトいずれも100~120MB/sほど。
音ゲーなどのレイテンシーにシビアなジャンルや、高画質設定のFPS/MMOなどを除けば、大半のゲームを含めたユースケースを問題なくこなしてくれる性能です。
実際の使い勝手
ディスプレイは若干暗めです。↓の写真ほどではありませんが、普段たとえばGalaxyやXperiaなどの極上ディスプレイを最高輝度で見ているような場合ですと、暗さを感じると思います。
荒野行動をプレイしても、時折若干のラグはあるものの普通にプレイできます。
動画視聴も引っかかりもなく快適です。
一方で音質はあまり良くないので、ちゃんとした音を聞こうとすればイヤホンをつけた方が良いでしょう。
BMAX MaxPad I10との比較
前モデルのMaxPad I10と比べてみます。正面からの見た目は、↓のようにほぼ変わりません。(下が今回レビューのPlusです)
厚みも同じ。イヤホンジャックやSIMスロットの位置だけ違います。
背面デザインもほぼ同じです。
一方で、重量はMaxPad I10が↓のように約565gなので、Plusはこれよりも30gほど軽くなっています。
I10はUNISOC T610で、PlusはT618。メモリやディスプレイサイズ同じ、価格も同じです。
というわけで、どちらにするべきかといえば、軽くて高性能になったI10 Plus一択です。
コスパを求めるなら○
以上、格安Androidタブレット「BMAX MaxPad I10 Plus」を見てきました。
2万円台のモデルと比べると、ディスプレイ品質や筐体のクオリティが劣るものの、処理性能という意味では大きく変わりません。
というわけで、コスパを取るのであればかなり優秀な選択肢です。
BMAX MaxPad I10 Plusは現在、Banggoodのこちらのページで15,676円でセール中。
アマゾンですと、↓で22,990円となっています。
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