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どうやら世界は北部ヨーロッパから東地中海さらに湾岸地域へと,いたるところで軍事演習、合同演習の花盛りですが、al qods al arabi netはアルジェリアが、スペインとの間で3日間お日程で行っていた西地中海での合同海軍演習が終了したと17日発表したと報じています。

この演習が注目されたのは、アルジェリアと言えば、かって非同盟中立の雄として❓NATOとは関係が悪く、逆にその軍備の多くがソ連、ロシア製で、ソ連ロシアと関係が深いことで知られていて(確か今年に入ってもロシアと海軍演習を行っていたかと思う)西側のNATOとの合同演習は知られていないこと(確か記事も初めての西側との合同演習としていた)です。
その点について記事は、アルジェリアは仏とは違ってスペインとは争いを抱えていないこともあるとしていますが、仏との関係ではアrジェリアは最近でも、仏の植民地化問題を巡りマクロン大統領と激しくやり合っていました。

それはともかく興味があるのは、モロッコとの関係で、記事は問題にしていないようですが、スペインがこの時点でアルジェリアとの合同演習を行った背景です
というのは西サハラ問題を巡り最近アルジェリアとモロッコは対立を深めていて、そんな時期にスペンが何故態々アルジェリアとの演習を行ったかということです。
もしかすると、モロッコ領内に残るスペインの飛び地2つ(確かセウタとメリリヤだったか?)を巡り、最近関係がぎくしゃくしているので、アルジェリアとの合同演習はモロッコに対するメッセージかもしれないということです。
勘ぐり過ぎでしょうか??
الجزائر وإسبانيا تشاركان في مناورات حربية لتأمين الملاحة في غرب البحر الأبيض المتوسط | القدس العربي (alquds.co.uk)