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開き方、デザイン、機能性などそれぞれが工夫を凝らした、バラエティあふれる自作二重窓を紹介!

 

細かな木工技が光る和風テイストの引き違い窓

窓サイズは幅1650×高さ955mm(右側)、幅1200mm(左側)。バランスと開口部の広さを考慮して、計5枚の引き戸タイプにした。木材はレッドシダーを使用

 

面材にはすりガラスを使用。中央だけ、古い建具から解体したダイヤガラスを入れ、レトロな雰囲気を演出している

 

上レールの溝に収まるように、窓フレームの横桟はL字に切り欠いた。また、フレームは組んだあとに埋め木でビスを隠しているのがわかる

 

まず、柱の壁紙と石こうボードをはがして板材を張り、トリマーで溝彫りしたレールを上下に固定して枠を製作した。出窓スペースにはタイルを張ってデコレーション(ご主人が担当)

 

窓フレームの下部には、木製引き戸用の戸車を埋め込んでいるので、スムーズに開閉できる

 

フレームの内側の角は面取りがされており、接合部分もその角度に合わせて切り欠き、すっきり収めている。クオリティが高い!

 

【DATA】
藤原真紀さん、健二郎さん/DIY歴5年/東京都
材料費…3万4000円
製作日数…約半年

藤原真紀さんコメント

5年ほど前にこの築30年以上の戸建てに越してきたのですが、冬になるとリビングがとにかく寒い! また、犬を飼っているので、近隣への騒音対策にもなればいいなと思い製作しました。

デザインは、リビングと和室を区切るために購入したガラスつきの引き戸を参考にしています。購入した建具店でその引き戸を見てから、建具の魅力に取りつかれてしまい、家中のほとんどの窓を二重窓にしちゃいました。もう作るところがなくなってしまったので、友人の家にも押しつけがましく作りに行くことが何度かありました(笑)。

窓枠がけっこう歪んでいたので、上下のレールを設置するときに平行になるようにするのに苦労はしましたが、無事作れてよかったです。以前より体感温度は高く感じますし、窓の結露もかなり減らすことができました。

 

まだまだあります!藤原邸の二重窓コレクション

リビング内の小窓に設置した片上げ下げ窓。開口部は2段階に調整できる

 

寝室の小窓に設置した上開き窓。既存の窓枠には蝶番で取りつけた可動式の支えがあり、二重窓を開けっぱなしにできる

 

キッチンの対面にも出窓があったため、引き違い窓を設置し、食器棚として活用している

 

トイレに設置した上開き窓。中央部分には鏡をはめ込んだ

*この記事のデータや内容は2019年12月時のものです。