先日リリースしたAlter Linux 20210715にUEFI環境で起動できないバグがあることがわかりました。
ソースコード上の数文字の記述ミスが原因です。本当にすみません。
【2021/07/18追記】
バグを修正した20210718をリリースしました。今後はそちらをご利用ください。
影響を受ける環境
すべてのUEFI環境で起動するライブ環境に影響があります。
既に過去のバージョンをインストールしている人やBIOSから起動している場合には影響はありません。
原因
UEFIでのライブ環境の起動時に「レスキュー用の起動オプション」しかなく、通常起動の項目が消えています。
以下がバグがあるスクリーンショットです。
対処方法
単純なブートローダーの項目不足なのでちょっとした修正で起動することができます。
(後日修正版をリリースする予定ですが準備に時間がかかるのでその間の暫定です。)
1.上から2番目を選択する
必ず「with safe graphics」という文字が入っているものを選択してください。
2.「e」キーを押す
「e」キーを押すとこんな感じのものが表示されます。
3.右矢印キーで一番最後までスクロールする
「右矢印キー」もしくは「END」キーで一番最後までスクロールしてください。
4.「nomodeset」を削除する
「バックスペースキー」で「nomodeset」という文字列を削除します。
この文字を消すことでレスキューモードから通常モードで起動できるようになります。
3.「Enter」キーで起動する
「Enter」キーを押してください。これで正常に起動できるようになります。
起動後は通常のAlter Linuxとなんら変わりません。
正常な動作では既に「nomodeset」が削除された項目が追加されているはずだったのですが、コマンドのミスでそれがなくなっています。
最後に
今回のバグの修正版は後日リリースする予定です。
この操作はUEFIでライブ環境を起動する場合に毎回しなければならない操作です。
USBなどに焼いて繰り返し使う場合は旧バージョンの使用をおすすめいたします。
追記
GitHub [fix] : Fixed missing some items in EFI bootのコミットで修正しました。
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