【ワシントン=田島大志】米中央軍のケネス・マッケンジー司令官は17日の記者会見で、アフガニスタンの首都カブールの空港付近で8月29日に行った無人機による空爆が誤爆だったことを認めた。子供7人を含む民間人10人が死亡したとし、全面的に謝罪した。
米軍は空爆当初、「大量の爆発物」を積んだ車両を標的としたイスラム過激派組織「イスラム国」によるに対する攻撃だったと説明していたが、マッケンジー氏は「(標的が)イスラム国に関連していた可能性は低い。攻撃は悲劇的な間違いだった」とした。
攻撃後、複数の米メディアが、関係者取材やビデオ映像などから、標的となったのは米国に拠点を置く支援団体で働く一般人男性で、積み荷も水のタンクだったと報じていた。