KDDIから、2021春夏の新機種が発表された。安心の使い放題の「au」、シンプル・お手頃価格の「UQ mobile」、使い方に合わせてトッピングで自由に選べる「povo」と、3つのブランドから自分自身のライフスタイルにあったプランを選択できる。では、どんなモデルがあるのか、各モデルの特長を紹介しよう。
【Galaxy S21 5G / Galaxy S21+ 5G】デザインやカメラ機能など注目ポイントが多数!
auから発売中 / povo対応機種
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「Galaxy S21 5G(ギャラクシー エストゥエンティワン ファイブジー)」「Galaxy S21+ 5G(ギャラクシー エストゥエンティワンプラス ファイブジー)」は、2020年夏モデル「Galaxy S20 5G」「Galaxy S20+ 5G」の後継モデル。
これまでのSシリーズとは大きく異なるデザインを採用しているのが特長だ。特に背面カメラ部は側面のメタルフレームと一体化しており、とても目を惹くものとなった。
背面カメラは両機種とも同じで、6,400万画素の望遠、1,200万画素の広角、1,200万画素の超広角というトリプルカメラを採用する。
そのカメラは、ソフト面が大きく進化。3つのカメラを同時にプレビューしながら動画撮影を行える「ディレクターズビュー」に対応し、サムネイルをタップするだけで、望遠、広角、超広角をスムーズに切り替えられる。加えて、インカメラの映像を同時に記録できる「デュアルレコーディング」機能も搭載している。
ディスプレイは、従来のエッジディスプレイからフラットディスプレイに変更された。Galaxy史上もっとも高い強度となる「Corning® Gorilla® Glass Victus™」を採用しており、強度は25%アップ、キズ防止も2倍の強度となった。落下耐性もGalaxy S20シリーズが採用する「Gorilla Glass 6」の1.6mから2mにアップしている。
「Galaxy S21 5G」が6.2インチ フルHD+、「Galaxy S21+ 5G」が6.7インチ フルHD+で、48Hz~120Hzの可変リフレッシュレートに対応しており、SNSから動画視聴まで、表示コンテンツに応じてベストな滑らかさで楽しむことができ、さらに省電力性も兼ね備えている。
「Galaxy S21 5G」の本体の横幅は約71mmで片手でも操作しやすく、重さも約171gと軽量で持ちやすいサイズ感となっている。また、ファントムバイオレットは「Galaxy S21 5G」のみのカラーだ。「Galaxy S21+ 5G」は4,800mAhの大容量バッテリーで、一日中(※)使い倒すことができ、auでのみ取り扱いしている機種だ。
※お客さまのご利用環境やご利用状況により使用可能時間は異なります
「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21+ 5G」、どちらを選ぶか非常に悩む魅力的な2モデルだ。
Galaxy S21 5G / Galaxy S21+ 5G
お取り扱い:au / povo対応機種
【Xperia 1 III】世界初のディスプレイやカメラ機能を搭載し、大きく進化!
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「Xperia 1III(エクスペリア ワン マークスリー)」は、2020年夏モデルの「Xperia 1 II」の後継モデルだ。前モデルから見た目の変化は少ないが、いくつもの世界初を搭載したフラッグシップと呼ぶにふさわしい機種となった。
21:9のシネワイドディスプレイは、世界初の4K 120Hz HDRに対応。これまで以上に高精細、かつ滑らかな画像表示が可能。また、ゲーム中に240Hz相当のリフレッシュレートを実現する残像低減技術も搭載する。このほか、240Hzのタッチサンプリングレートや、ゲーム画面で隠れた敵を見やすくする「L-γレイザー(ローガンマレイザー)」、プレイで有利になるよう音量を調整できる「オーディオイコライザー」など、ゲームに特化した機能も搭載している。
カメラでは、世界初(※)の可変式望遠レンズを搭載。カメラの数は超広角 / 広角 / 望遠に加え、被写体までの距離を瞬時に測定し高速・高精度なAFを実現する3D iToFセンサーの4つとなり、特に、望遠レンズは70mmと105mmという2つの異なる焦点距離を切り替えての撮影が可能となっている。
※2021年4月14日現在、ソニー調べ
また、「Xperia 1 III」ではすべてのレンズが「デュアルフォトダイオードセンサー」となり、どのカメラを利用しても、速く正確なAFが可能となった。「リアルタイム瞳AF」に加え、動画撮影でも被写体に追従する「リアルタイムトラッキング」を搭載している。
オーディオ面では、前モデルと比べてスピーカー音圧が40%向上。また、ストリーミングサービスなどのステレオ音源をマルチチャンネル音源に変換する「360 Spatial Sound」を新たに搭載した。これまで以上に、臨場感あふれる音楽を楽しめる。
もちろん、CPUは最新の「Snapdragon 888 5G」で、メモリもRAM12GB / ROM256GBを搭載。バッテリーは4,500mAhの大容量で、写真や動画撮影、ゲーム、動画などを存分に楽しめるだろう。
Xperia 1 III
お取り扱い:au / povo対応機種
【Xperia 10 III】Xperiaのミドルクラスシリーズとして初めて5Gに対応!
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「Xperia 10 III(エクスペリア テン マークスリー)」は、Xperiaのミドルクラスシリーズでは初の5G対応スマホとなった。前モデルの「Xperia 10 II」よりも上下左右のベゼルが狭くなり、画面サイズは同じながら本体サイズはコンパクト化した。しかし、バッテリーは25%増の大容量4,500mAhを搭載、しかも3年使っても劣化しにくい長寿命対応のため、安心して長く利用できる。
※同タイプバッテリーで充放電を繰り返すシミュレーションに基づく。バッテリーの寿命は利用状況によって変化します
ディスプレイは21:9のトリルミナスディスプレイ for mobileで前モデルから変わりはないが、新たにHDRに対応しており、これまで以上に美しい映像を楽しめる。
背面カメラは「Xperia 10 II」と同じ、超広角16mm / 広角27mm / 望遠54mmのトリプルレンズカメラだが、「プレミアムおまかせオート」に犬と猫を認識できる新シーン「ペット」が追加。新たに最高10コマ/秒の高速連写にも対応するなど、機能面では進化している。
オーディオでも、Xperiaのハイエンドモデルと同様、ストリーミングサービスなどの圧縮音源をハイレゾ相当に変換できる「DSEE Ultimate」に対応した。
Xperia 10 III
お取り扱い:au / povo対応機種
【OPPO Find X3 Pro】世界初の10億色の色彩表現を実現!
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「OPPO Find X3 Pro(オッポ ファインド エックススリー プロ)」は、2020年夏モデルの「OPPO Find X2 Pro」の後継モデル。といっても似ているのは名前だけで、デザインも仕様も大きく異なる端末となっている。
カメラは5,000万画素の超広角、5,000万画素の広角、1,300万画素の望遠に加えて、300万画素の顕微鏡カメラを搭載する4眼構成。最大60倍に拡大できる顕微鏡カメラによって、肉眼では見ることのできない微細な世界を手軽に覗けるようになった。
メインとなる2つの5,000万画素カメラは、理想の画作りを実現するためにソニーと共同開発したセンサーを採用。チューニングを施すことで、超広角・広角のどちらでも同じ色合いで撮影が可能となっている。またその色も、一般的な1,677万色の約64倍で、実物に近い色味で撮影できる10億色に対応する。
もちろん、映像を確認するディスプレイも、業界最高峰の10億色の再現に対応。撮影から表示まですべて10億色対応で、これは世界初となっている。このほか、1~120Hzまでの可変リフレッシュレートに対応しており、コンテンツに合わせて自動調整を行い、滑らかな映像を表現するとともに、無駄な電力消費も抑えられる。
4,500mAhと大容量のバッテリーを搭載し、独自規格の65W充電にも対応。同梱の充電器を利用すると、わずか10分で約40%の充電が行える。朝出かける前に充電が切れそうなのに気が付いても、短い時間で十分な充電が可能だ。
OPPO Find X3 Pro
お取り扱い:au / povo対応機種
【OPPO A54 5G】手頃な価格ながら、5G対応や大画面、大容量バッテリーなど充実!
au、UQ mobileから発売中 / povo対応機種
OPPOのエントリーモデルとなるのが、「OPPO A54 5G(オッポ エーゴーヨン ファイブジー)」だ。手頃な価格のエントリーモデルとはいえ、5Gに対応するほか、6.5インチの大画面と5,000mAhの大容量バッテリーで1日中安心して利用できる。タッチサンプリングレートも180Hzなので、タッチの反応も良く滑らかな操作を体感できるはずだ。
背面カメラは4,800万画素の広角カメラと800万画素の超広角カメラ、200万画素のモノクロカメラ、200万画素のマクロカメラという4眼構成。マクロカメラは4cmまで近づいての撮影をサポートしている。超広角も119度と広く、風景などをSNSでシェアする際にも便利だろう。AIによるシーン識別で、最適な補正もしてくれる。ソフトウェア処理で1億800万画素相当の解像度で撮影できる超高解像度モードも搭載する。
指紋センサーは電源ボタンと一体化しており、本体側面に配置。顔認証にも対応しているので、マスクをしている外出時は指紋認証、自宅では顔認証と適宜使い分けもできる。
OPPO A54 5G
お取り扱い:au、UQ mobile / povo対応機種
【TORQUE 5G】5G対応に加え、カメラ機能の進化などさらに便利に!専用アクセサリーのラインナップも拡充!
auから発売中 / povo対応機種
アウトドア向けのタフネススマホ「TORQUE」の最新モデルが「TORQUE 5G(トルク ファイブジー)」だ。2019年夏モデルの「TORQUE G04」から2年ぶりのモデルチェンジとなり、「TORQUE」シリーズ初の5G対応スマホでもある。
画面サイズが5.5インチへと大型化したが、タフネス性能も合わせて向上しており、2mの高さからサンドペーパーを敷いた鉄板への落下試験をクリアしている。また、泡ハンドソープ洗浄とアルコール除菌シートでの清拭にも対応した。アウトドアでの利用で汚れても安心だ。
背面カメラは2,400万画素(標準)と1,600万画素(超広角)のデュアル仕様。
新たに、800万画素のサブカメラ映像を重ねて記録できる「マルチカメラ」に対応した(※)。登山で美しい景色と自分を同時に撮影したり、バーベキューなどで家族や友人を撮影する際に自分の様子も同時に記録したりできる。このほか、「ナイトモード」「夜景自動検出機能」も搭載し、薄暗い場所でもきれいに撮影することが可能だ。
※マルチカメラアプリを使用
※上下2分割にはできません
※メインカメラのみ
アウトドアでの利用を想定しているだけあり、手が濡れていたり、グローブを付けたりしている状態でも指紋認証の代わりに顔認証でロック解除を行える。もちろん、グローブを着けたままでの画面操作も可能だ。また、本体側面のカメラボタンは、任意のアプリの起動を割り付けもできるので、さまざまな使い方ができそうだ。これとは別に、ダイレクトボタンでも、任意のアプリ起動を割り付けできる。なお、初期設定はダイレクトボタン2回押しで「au Pay」アプリのQRコードが表示できる。
従来通りバッテリーは取り外し可能で、予備バッテリーを持ち歩けば、バッテリー交換ですぐに100%の状態で利用できる。また、新たに「バッテリー充電器」もアクセサリーとして追加された。そのほかのアクセサリーとしては、自転車やバイクに取り付ける「三脚ネジ対応マルチホルダー」もラインナップ。「ハードホルダー」には落下防止のパラコードが追加された。「ハードホルダー」は水中で手を離しても浮かび上がる「フローティングストラップ」とのジョイントが可能になった。また、もし外装が傷ついた場合には、個別に購入して換装も行える。
TORQUE 5G
お取り扱い:au / povo対応機種
【Speed Wi-Fi HOME 5G L11】コンセントにつなぐだけで使える5G対応Wi-Fiホームルーター
auから2021年7月中旬以降発売予定
「Speed Wi-Fi HOME 5G L11(スピード ワイファイ ホーム ファイブジー エルイチイチ」は、コンセントにつなぐだけで手軽に利用できる据え置き型の5G対応のWi-Fiホームルーターだ。自宅に光回線が通っていない場合でも、工事などが不要ですぐに高速回線を使いはじめられる。
5Gのほか、au 4G LTEとWiMAX 2+も利用でき、受信最大速度は2.7Gbpsに対応。送信も183Mbpsで高精細な映像もリアルタイムで送信可能だ。自宅内でもIEEE802.11ax(Wi-Fi 6)に対応しており、より高速なワイヤレス通信を実現している。
専用アプリを利用することで、データ通信量や電波状況などを確認したり、設定を変更したりすることも可能だ。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
お取り扱い:au、UQ WiMAX
【Galaxy 5G Mobile Wi-Fi】Galaxy初の5G対応Wi-Fiモバイルルーター
auから発売中
「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(ギャラクシー ファイブジー モバイル ワイファイ)」は、Galaxyブランドでは初の5G対応Wi-Fiモバイルルーターだ。
モバイルルーターとしては最大級(※)の約5.3インチのディスプレイを備えており、設定なども大画面でスマホと同じ感覚で行えるので、初めてのモバイルルーターとしても使いやすいだろう。
※2021年1月現在、サムスン電子調べ
5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、外出先でもストリーミングサービスやゲームなどを思う存分楽しめる。
Wi-Fiで同時に10台が接続でき、それとは別にUSBケーブルも1台接続、計11台で同時に利用できる。背面にスタンドを備えているので、机の上で自立させることも可能だ。充電中は常に画面をONにしておけば、卓上カレンダーとしても利用できる。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
お取り扱い:au、UQ WiMAX
2021年夏モデルには新機能「5Gお知らせ通知」を搭載
2021年夏モデルからは、5Gエリアにいることを視覚的に伝える「5Gお知らせ通知」機能が追加されている。今回紹介した機種では、Galaxy S21 5G / Galaxy S21+ 5G、Xperia 1 III、Xperia 10 III、OPPO Find X3 Pro、OPPO A54 5Gの6機種が対応する。
※Galaxy S21 5G / Galaxy S21+ 5Gについてはソフトウェアアップデートにより対応
「5Gお知らせ通知」機能は、5Gエリア圏内で画面を表示すると、ロック画面上に5G通信に接続されていることを視覚的な演出とともに表示するというもの。5G通信しているかをひと目で確認できるのは気分的にも安心だ。
お客さまのさまざまなニーズに応えるラインナップを
最後に、今回のラインナップについて、新機種ラインナップの企画を担当しているKDDI プロダクト企画部 松木恵に話を聞いた。
松木:KDDIではあらゆるお客さまの多様なニーズにお応えできるようau、UQ mobile、povoの3つのブランドをご用意しています。そのため、機種ラインナップとしても、手に取りやすいモデルから高性能なフラッグシップモデルまで、すべて5G対応モデルをご用意しました。一段と進化した高画質ディスプレイ・高機能カメラ搭載のスマートフォンで、今までとは違う5Gの新体験をお届けできると考えています。今夏いよいよUQ mobileも5Gサービスがスタートしますので、これからの、au、UQ mobile、povoにご期待ください。
ーーーKDDIの2021年春夏モデルは、ハイエンドからエントリーモデルまで、個性的なラインナップが揃っている。どれを選んでもすべて5Gに対応しているので、今後も長く使えるだろう。ぜひ自分に合った1台を選んでほしい。