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24人死亡した大阪ビル火災、火をつけた男は61歳の患者か

 大阪市北区のビルで24人が死亡した放火殺人事件で、火をつけたとされるのは出火元のクリニックに通っていた61歳の患者の男だとみられることが分かりました。

記者
 「私は今大阪市北区の火災のあったビルの前にいます。こちらでは午前10時ごろから現場検証が始まっていて、警察が当時の状況を詳しく調べています」

 きのう午前10時半前、大阪市北区・曽根崎新地にあるビル4階の心療内科クリニックで火事があり、27人が心肺停止の状態で病院に運ばれ、24人が死亡しました。

 警察のその後の調べで、火をつけたとされるのはクリニックに通っていた61歳の患者の男とみられることが新たにわかりました。また、事件が起きるおよそ30分前、クリニックから3.5キロほど離れた大阪市西淀川区姫島にある男の自宅とみられる住宅で放火とみられる火事が起きていたということです。

近隣住民
 「(男を初めて見たのは)4、5日前でした。Q.何と声かけした?『引っ越ししてきたんですか』と。小さい声で返事して自転車で行った」

 この住宅からは、男のものとみられるクリニックの診察券が見つかったということです。男は病院で治療を受けていて、重篤な状態だということです。警察は殺人と放火の疑いで捜査しています。