製粉大手のニップンは8月16日、サイバー攻撃を受けて2021年4~6月期決算を延期した。当初決算は8月5日に発表予定だったが、約3カ月延期して11月15日に行う予定であるとしている(ニップンリリース、ITmedia、NHK)。
同社は7月7日にランサムウェアによるサイバー攻撃を7月7日に受けたという。攻撃はグループ会社を含むサーバのほとんどに対して同時に行われ、バックアップデータを含む大量のデータが暗号化されたとしている。同社は外部専門家に「前例のない規模」と報告を受けたとしている。
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