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 中国の準軍事組織「民兵」が福建省で実弾演習を行いました。演習の映像が公開されるのは異例で、中国はアメリカと台湾へのけん制を強めています。

 台湾の対岸にあたる福建省で、爆撃機を防ぐことなどを想定して高射砲などを撃っているのは「民兵」です。平時は民間人と同様に働きながら訓練を受け、有事に防衛作戦などを担うことになっていますが、その演習映像が公開されるのは異例です。

 また、人民解放軍は17日、台湾周辺で戦闘機などが参加する軍事演習を行ったと発表しました。報道官は「最近、アメリカと台湾が頻繁に共謀して挑発を行い、台湾海峡の平和と安定を著しく損なっている」と非難し、中国は台湾への武器売却を承認したアメリカや台湾に対するけん制を強めています。