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 自民党竹下派(平成研究会)会長で、党総務会長や復興相などを務めた竹下亘(たけした・わたる)衆院議員が17日午後9時15分、食道がんのため、東京都世田谷区の自宅で死去した。74歳だった。通夜と葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。竹下氏は7月、次期衆院選に出馬せず、政界から引退することを表明していた。

 竹下氏は、竹下登元首相の弟。NHK記者、登氏の秘書を経て、2000年衆院選で登氏の後継として島根2区から初当選し、連続7選を果たした。14年9月の第2次安倍改造内閣で復興相として初入閣し、党では国会対策委員長、総務会長を歴任。18年4月に登氏が創設した経世会の流れをくむ平成研究会の会長に就任した。

 19年1月に食道がんを公表後は、会長職にとどまったまま治療に専念し、同年11月に政治活動を再開したが、今春から再び療養に入っていた。