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マジで悲しくなるからやめてあげて欲しい――。

漫画家のカエルDX(@kaeru_dx)さんが、そんなコメントと共に投稿した絵日記が共感を呼んでいる。

それはカエルDXさんが、蕎麦屋に来た時のこと。

手を合わせて「いただきます」のポーズ。すると、厨房の奥から声が聞こえてきた。

どうやら店主が新人さんに向かって、何か話しているようだ。

「新人バイトさんかな?頑張れ〜」と心の中でつぶやくカエルDXさん。

そのまま蕎麦をズズッとすすった、その時だ。

舌打ちする店主、萎縮する新人

「何で言ったことが出来ないんだ!?」
「はい…」

店主の怒声が耳に入ってきて、思わず箸を止めてしまうカエルDXさん。

さらに「それにさっきそこ掃除しとけって言ったよな!?」と店主。

新人さんが、小声で「すいません…」と答えるも、

「ったく…」

と、イラついた様子で舌打ち。 そんなやり取りが筒抜けだったので、カエルDXさんはというと……。

左目から、涙をポロリ。背景のカラーも、もう真っ暗になってしまっている。

当時カエルDXさんは、どんな心境だったのだろう。Jタウンネット記者が12日、話を聞いてみると……。

「そもそもこんな教育しちゃダメじゃん」

「僕も色々とバイトをし、それなりに怒られた経験があるので胸が痛かったです」

過去を振り返り、辛い気持ちになってしまったようだ。

カエルDXさんが、この絵日記を投稿したところ、ツイッターには

「聞いてる方も辛いです」
「自分が言われてるみたいに感じて辛くなる……」
「客の前で叱るな。そばが不味くなる」
「指導は裏でやってほしい……。とくに飲食店ではかなり響く……グサグサと」
「味は半減するし、くつろげなくなる。一概には言えないが、なるべくお客の前で荒げないでほしい」
「客の見えないところだったらいいとか言ってる人多くてビビる そもそもこんな教育しちゃダメじゃんパワハラ」

などの反応が寄せられ、8万件を超える「いいね」が付いている(14日夕時点)。

「悲しくなる」という気持ちに共感する声や、店主が新人に行った「指導」に対して、「そもそも怒鳴るなんて……」と憤るコメントが寄せられている。

カエルDXさんはこれらの反響について

「怒って指導するというのが今の時代にそぐわないという変え方もあるので、指導者の立場にいる人は今一度文言の一つ一つを吟味して指導にあたってもイイのではないかと思います」

「この漫画を通して社会が少しでも優しい方向に進むとイイですね」

と語った。

カエルDXさんは、まんがタイムきららフォワードで「観音寺睡蓮の苦悩」を連載中。

またブログ「カエルDXのオタ活日記」で、今回のケースとは逆に通いたくなる飲食店や、自由すぎるインド料理屋の面白エピソードなどを発信している。