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Googleの最新Pixelスマートフォン、Pixel 6およびPixel 6 Pro。

同シリーズについては、先日、充電速度が同時リリースされた30W充電対応の純正充電器を使用しても、実際の充電速度が30Wには遠く及ばない、という件についてお伝えしました。

Pixel 6/6 Proの仕様ページに30W充電と明記されているわけではありませんが、充電周りのスペックで「急速充電:約30分間で最大50%充電 – USB-PD 3.0(PPS)対応 Google 30W USB-C 充電器(別売り)を使用した場合」と表記していることから、一部では誤解を生むといった不満の声が上がっているのも事実。

そんな中、Google側が今回、公式フォラム上で実際の充電速度に関する説明を投稿していました。

Pixel 6とPixel 6 Proのピーク充電速度は21Wと23W

この投稿によると、30分で50%まで充電といった「充電速度」に関してはスペック通りの説明ですが、その際の最大電力についてはPixel 6が21W、Pixel 6 Proで23Wと説明しています。

We’ve optimized Pixel’s lithium-ion battery for high charge rates when the battery level is low. Pixel 6 can get up to 50% in around 30 minutes (with Google’s 30W USB-C Power Charger), and quickly reaches up to 80% in about an hour, depending on device usage and temperature.1 The peak power that Pixel 6 and Pixel 6 Pro draw from the wired charger is 21W and 23W, respectively. As the battery gets closer to full, charging power is gradually reduced in order to improve battery longevity.

Pixelのリチウムイオンバッテリーは、バッテリー残量が少ないときに高い充電率が得られるように最適化されています。Pixel 6は、デバイスの使用状況や温度にもよりますが、約30分で50%まで上がり(Googleの30W USB-C Power Chargerを使用した場合)、約1時間ですぐに80%まで達することができます。Pixel 6とPixel 6 Proが有線充電器から引き出すピーク電力は、それぞれ21Wと23Wですバッテリーが満タンに近づくと、バッテリーの寿命を向上させるために、充電電力が徐々に減少します。

引用:Pixel Phone Helpコミュニティより

ちなみに先のAndroid Authorityによる実験でも、充電時の最大ワット数は22Wのなので、基本的にはこれと一致している、ということになります。

先述のように、今回の「30W充電」と「30W充電対応充電器」に勘しては誤解を生む部分もあったとは思いますが、こうしてちゃんと説明をするところはさすがはGoogle、といったところではないでしょうか。

ただやはり、最大23Wでしが充電できないのにもかかわらず、純正アクセサリーとして30W充電器を同時リリースした、という点に関しては少し疑問が残ります。

ソース:Google (Pixel Phone Help)