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ベイルートでは、市の中心でのアマル、ヒスボッラー等シーア派勢力とレバノン軍団等反シーア派の群衆の衝突が銃撃戦へと発展し、死者7名、負傷者30名以上という事態となり、レバノン内戦の再来が懸念されているところです。
この事件そのものについては、双方の主張は(当然のことながら)食い違っていて、アラビア語メディアは事件の詳しい経緯等を報じていませんが、隣国でレバノン情勢については大きな関心とかなりの情報源を有しているイスラエルメディアの中で、jerusalem post netが比較的詳しい記事を書いていますので、取り合えずその概要のみ
なお、記事によるとヒズボッラーのナスラッラー書記長が本日午後8時半に事件について発言するとのことです。
Details of Beirut clashes still unclear as protest anniversary marked – The Jerusalem Post (jpost.com)

事件の詳細はまだ明らかではない、双方の主張は大きく食い違っているが、事件がベイルート港の爆発事件の調査を行っている判事(予審判事のことか?)の調査を止めるように要求しているヒズボッラーとアマル支持の群衆が、東西ベイルートの接点に入り、双方の間に紛争が生じたことから始まったところまでは、大きな違いはない。
その後シーア派の群衆が、反シーア派のブロックの小道に入り、双方の間で口論となり、更に殴り合いとなり、これに銃を持った青年達が関与し、更に狙撃兵が屋上から射撃し、惨事となった。
然し、現在のところ、そもそも誰が第1発を撃ったのかも不明で、平和的な抗議デモが何故銃やRPGを携帯していたのか不明である。
これまで軍はレバノン人17名、シリア人1名を拘束し、調査中でまた兵士1名が群衆に発砲したとして、調査中の由。
アマルやヒスボッラーの政治家塔や他方のレバノン軍団の政治家たちはお互いに非難し合っているが、スンニ派(対立軸ではキリスト教徒と同じ側になるか)の大法官は、ヒズボッラーとその背後のイランが関与すると、レバノンは大災害に見舞われると非難した