身近に、なぜか「笑わない人」はいますか? 人は大抵、相手の笑っている表情をみると、ほっと安心するものなので、身近に「笑わない人」がいると、何を考えているのか不安になりますよね。「笑わない人」の心理はいったい何なのでしょうか。ここでは、「笑わない人」の特徴や心理、付き合い方について紹介していきます。
【目次】
・「笑わない人」の特徴とは?
・「笑わない人」の心理・原因とは?
・「笑わない人」が周囲に与える印象とは?
・「笑わない人」との上手な付き合い方とは?
・最後に
「笑わない人」の特徴とは?
職場や学校など、あなたの身の回りに、なぜか「笑わない人」はいますか? 「笑わない人」は、クールな印象を持つ反面、話しかけづらい、何を考えているのか分からず怖い、と思われてしまうこともあります。まずは、そんな謎の多い、「笑わない人」の特徴を一緒に見ていきましょう。
1:あまり表情に変化がない
「笑わない人」は、笑顔だけでなく、喜怒哀楽の感情を表に出すことがありません。そのため、どのような場面でもあまり表情に変化がないことが特徴といえます。たとえば、学校のテストで良い点数を取ったり、卒業式で感動的な出来事があっても、あまり泣いたり喜んだりする姿を周りに見せることがありません。
2:単独行動が多い
「笑わない人」は、グループ行動より単独行動を好みます。他人と一緒にいると疲れるため、一人でいた方が気持ちが楽だと感じているようです。人の都合や時間に縛られず、一人で自由に行動したいと思っている人が多いでしょう。クールな一匹狼タイプかもしれませんね。基本的にひとりでいたいと思っているため、あまりしつこくかまいすぎると、嫌がられてしまうかもしれません。
3:警戒心が強い
笑顔を見せるという行為はある種、相手に対して心を開いていますよ、というサインでもあります。そのため、笑顔を見せない人は、人に対する警戒心が強いタイプなのかもしれません。「笑わない人」は、特に初対面の人や異性などに慣れるには、時間がかかる傾向があります。安心して心を開ける相手が少ないともいえるでしょう。
「笑わない人」の心理・原因とは?
周りの人が笑っている状況で笑うことがない人をみると、一体どんなことを考えているんだろう? と不安になったりしますよね。「笑わない人」の心理や、笑わない原因を見ていきましょう。
1:感情表現が苦手
「笑わない人」は、感情を表現することが苦手な傾向があります。泣いたり笑ったり、自分の素直な感情をみられるのが、恥ずかしいと感じている人もいるでしょう。自分の本心を悟られないように、無愛想な態度をとっている男性も少なくありません。不器用な性格ということもできますね。コンプレックスに感じている場合もあるため、優しく見守りましょう。
2:人に合わせたくない
周りの人が明るい話題で盛り上がっている時でも、「笑わない人」は、無理して人に合わせたくないという考えの持ち主なのかもしれません。そのため、自分が心から面白いと思うこと以外では笑顔を見せることはありません。
同僚や先輩にも、お世辞で笑顔を見せることもしないため、付き合いづらいと思われることも少なくありません。空気を読んだ行動が苦手で、協調性がないタイプであるともいえるでしょう。
3:クールっぽく見せたい
「笑わない人」の中には、あえて笑顔を見せないことで、クールなキャラに思われたい人もいます。アニメや漫画などのクールな性格の登場人物に憧れて、自分もそうなりたいと思っているのです。しかし、真似をしている時点で本来の性格とはいえないため、たまにボロが出ることもあるでしょう。
「笑わない人」が周囲に与える印象とは?
「笑わない人」は、周りの人から、どのような印象を持たれているのでしょうか? 主な印象を3つ紹介します。
1:近寄りがたい
人は大抵、会話の内容によって、うなづいたり笑顔を見せたり怒ったりします。しかし「笑わない人」は、表情に変化が見せることをしません。その結果、「もしかして怒ってる?」「何か嫌われるようなこと言ったかな?」など、相手を不安にさせてしまいます。
2:クールでかっこいい
あまり表情に変化がない人は、周りからクールでカッコよく見られることもあります。どんな時も感情的にならず、冷静沈着に仕事を片付ける姿勢を見て憧れる人もいるでしょう。周りに流されず、媚びない姿は凛として見えますね。
3:気難しそうに感じる
あまり笑顔を見せない人は表情が硬いため、気難しい印象を持たれることも。「冗談が通じなそう」「下手なことを言ったら、怒られそうで怖い」など、相手に警戒心を持たれてしまう可能性もあります。特に、女性であまり笑わない人は、周りから敬遠されてしまうかもしれません。
「笑わない人」との上手な付き合い方とは?
人は大抵、相手の笑っている表情をみると、ほっと安心するもの。ですが、職場や学校などにあまり「笑わない人」がいると、正直付き合いづらいと感じることもありますよね。身近にいる、「笑わない人」との接し方を紹介します。
1:無理に笑わせようとしない
世の中には、よく笑う人もいれば、あまり笑わない人もいます。一人一人性格や育った環境も異なるため、個性の一つとして捉えましょう。「笑わない人」の中には、自分が面白いと思った時以外、笑いたくないと考えている人や、心に余裕をなくして笑顔になれない人もいます。「笑っていることがいいことだ」という自分の価値観を押し付けないようにすることも、マナーの一つといえるでしょう。
2:相手の好きそうな話題を振ってみる
仕事や学校などで、「笑わない人」と顔を合わせる機会が多いという場合には、相手の好きそうな話題を振ってみることも一案です。自分の興味のある話題だったら面白さを感じ、笑顔を見せてくれることもあるかもしれません。相手と仲を深めたいと思うなら、相手の興味のある話題をリサーチしてみましょう。
3:こういう人だと割り切る
「この人は、こういう人なのだ」と受け止めて、割り切ることも時には必要です。「笑わない人」は、無愛想で話しかけづらいかもしれませんが、話す必要があるときは自然体で接しましょう。笑ってくれないことを気にし過ぎてしまうと、相手の反応で一喜一憂したり、ストレスを感じたり、悪循環に陥ってしまう可能性もあります。必要以上に仲良くなろうと思わず、割り切って付き合うことも大切です。
最後に
今回は、「笑わない人」の特徴や心理、付き合い方などを解説しました。「笑わない人」は、感情表現が苦手、警戒心が強い、クールな自分を装いたいなどの、様々な笑わない事情を持っています。もし、身近に当てはまる性格の人がいる場合は、急に距離を詰め過ぎず、相手の反応を見て、柔軟な態度で付き合っていきましょう。
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