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スキーフリースタイルモーグルのワールドカップが17日、フランスで行われ、男子は日本のエースで24歳の堀島行真選手が優勝し、前回のピョンチャンオリンピックの銅メダリスト、原大智選手が自己最高の2位に入りました。

モーグルのワールドカップ第4戦は17日、フランスで行われました。

このうち男子は、今シーズン2戦目で優勝するなど好調を保っているエースの堀島選手が、決勝の2回目のエアで軸をずらして3回転する「コークスクリュー1080」を決めるなど、今大会の最高得点となる87.84をマークして優勝しました。

今シーズン2勝目を挙げた堀島選手は、開幕から4戦連続で表彰台に立ち強さが際立っています。

また、前回のピョンチャンオリンピックの銅メダリストで、競輪との二刀流で注目を集める原選手が、安定したターンを見せて82.96をマークし自己最高の2位に入りました。

原選手がワールドカップの表彰台に立ったのは3シーズンぶりです。

このほか日本勢は、杉本幸祐選手が自己最高に並ぶ4位、松田颯選手が12位でした。

女子は17歳川村あんり2位 今季2回目の表彰台


一方、女子は17歳の川村あんり選手が持ち味の安定したターンで滑りをまとめ、77.21をマークし2位に入りました。

川村選手は優勝した2戦目に続いて今シーズン2回目の表彰台に立ちました。

このほか決勝に進んだ日本勢では、冨高日向子選手が5位、中尾春香選手が11位でした。

一方、星野純子選手は17位、柳本理乃選手は31位、住吉輝紗良選手は40位で決勝に進めませんでした。

堀島行真「きれいにターンできた」

堀島行真選手は「1つ目のエアの着地以降、きれいにターンすることができた。2つ目のエアで少しミスが出てしまったが、フィニッシュまで滑りきることができた。2位の原選手と表彰台に立てたし、4位だった杉本選手もいてもう少しで1位、2位、3位で終えることができた。次の試合に向けてまた頑張っていきたい」と笑顔で話していました。

原大智「堀島選手といっしょに表彰台 うれしい」

原大智選手は「北京オリンピックに出場することが自分の目標だが堀島選手といっしょに表彰台に立つこともひとつの目標にしていたので本当にうれしい」と笑顔を見せていました。

川村あんり「日本の強さを見せられた」

川村あんり選手は「きょうのコースは公式トレーニングのときから苦戦するほど難しかったが、表彰台に立つことができて本当にうれしい。男子の堀島選手や原選手といっしょに表彰台に乗れてよかったし、北京オリンピックに向けて日本の強さを見せられたと思う」と納得の様子でした。