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 北海道の開道100年を記念し、半世紀前に建設された「北海道百年記念塔」(札幌市厚別区)。道民のシンボルともいえる記念塔の解体計画をめぐり、建築の専門家らを含む複数の市民団体が反対している。老朽化などを理由とする道に対し、市民団体側は「鋼材の熟成であり、塔体は健全」と反論。計画の白紙撤回と新たな協議の場づくりを求めているが、道は「すでに決定済み」と取り合わない。各団体は解体阻止に向けて情報発信や署名活動など道民への呼びかけを進めている。