J. La-Rue (Jarvis “J. La-Rue” Baker)も San Francisco を拠点に活動をしていた人で、95年にTrumph Tight Enterprizes というレーベルからカセット・テープで1枚のアルバムをリリースしています。この人は人脈的には JT The Bigga Figga など GLP (Get Low Playaz) と関係の深い人で、このアルバムのタイトル曲 “Blow’n Up” は95年にリリースされた GLP のアルバム(コンピ盤)”What We Know Fo’ “にも収録されています。J. La-Rue のアルバムはカセット・テープのみだった事もあって入手困難な状態でしたが、数年前に CD で嬉しい再発が出ていますね。ちなみに97年にプロモ・オンリーでもう1枚アルバムが出ていたらしく、こちらも数年前に CD-R で再発が出ていたようです。
写真は、一枚目の “Blow’n Up” (1995年)です。このアルバムは J. La-Rue 自身と Tyron “T-Super” Duncan がプロデュースを手掛けたアルバムで、ゲストには GLP から JT The Bigga Figga に San Quinn、Sef Tha Gafflla、D-Moe の他 Rappin 4-Tay などが参加しています。音的にはミドルからスロー・テンポのグルーヴィーなファンクからメローまで、良曲の揃った質の高いアルバムだと思います。全体的に聴きやすい感じのアルバムなので、90年代中期の G-Funk 好きの人にはオススメのアルバムだと思います。グルーヴィー・ファンク “Funky On Da’ D.L.”、”Bounce 2 This”、”Blow’n Up”、”Da Good Life”、”Shoot’em Up Bang Bang”、メロー・グルーヴ “Da Heat Is On”、”Da Bay”、”My Paradise” とイイ曲が多いです。97年のプロモ盤は持っていないので、いつか是非聴いてみたいと思います。
【Discography】
・Blow’n Up (1995)
・My Lines R’ Still Open (1997)
・Get Low Playaz : What We Know Fo’ (1995) >Amazon.co.jp