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ここのところduckyなどの60%キーボードを好んで使っていたのですが、矢印キーがないのが不便に感じて何かいい65%キーボードはないかと探していたところ、「Keychron K6」というこれぞ求めていたものだ!というキーボードが見つかったのでご紹介します。

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Keychron K6主な仕様

Keychron K6は、軸・スイッチ・バックライト・フレーム素材の種類を選んで購入できるのが特徴的です。組み合わせは27種類。主な製品仕様はこちら ▼

キー配列 US
キーの数 68キー
接続方法 有線(Type-c) / Bluetooth
システム Windows / Android / Mac / iOS
赤軸 / 青軸 / 茶軸
スイッチ Gateron / LK optical
フレーム素材 プラスチック / アルミニウム
キーキャップ素材 ABS
キープロファイル OEM
RGB 18種類
バッテリー 4000mAh(最大240時間)

フレーム素材でプラスチックを選んだ場合とアルミニウムを選んだ場合とでは、キーボードの見た目が異なります。

  • アルミニウム→フレームが分厚く、文字キーが濃いグレー
  • プラスチック→文字キーが薄いグレー

▼ スライドして比較できます 左:プラスチック / 右:アルミニウム

Keychron K6の外観と実機レビュー

箱

Keychron K6が到着。箱は端の方が潰れていますが、海外からの配送ならこんなものでしょう。

付属品
▲ 付属品はこちら

説明書などの紙類、交換用キーキャップ(Mac・Windows)、キーキャップとキースイッチを外すための工具、ケーブルが入ってます。

外観

こちらはキーボードを正面から見た時の写真。今回、購入したのは「赤軸、アルミフレーム、ホットスワップ可能」の組み合わせです。アルミフレームのずっしりとした見た目が最高です。

左上のEscキーと右上のバックライトの切り替えキーは、グレーとオレンジの2種類のキーキャップから選べます。私は両方オレンジにしてみました。

USBポート、各スイッチは左側面に配置

横から見るとこんな感じ。左から順に、有線接続時の差し込み口 / OSの切り替えスイッチ / Bluetoothと有線の切り替えスイッチです。

ケーブルの差し込み口が側面にありますが、USB-CのL字型なので、全然邪魔になりません。有線で使うとき、充電するときはここに接続します。

3段階の高さ調整

背面のスタンドを使えば2段階の傾斜で調整できます。個人的には、1段階傾斜をつけたときが一番タイピングしやすく感じました。

スイッチは 赤軸 / 青軸 / 茶軸 から選べる

今回、購入したのは赤軸で押し心地が軽く、打鍵音はカチャカチャした感じです。

何を選んだらいいか分からない人は、軽い押し心地で静かな音がいいなら赤軸、とにかく打鍵感があるのがいいなら青軸、その中間くらいがいいなら茶軸を選ぶといいと思います。

ゲームをする人なら赤軸、タイピングが好きな人なら茶軸といった選び方もアリです。青軸は相当うるさいので自室で一人で使う場合ならありだと思いますが、他に人がいるところやVCを使ってゲームをする場合は迷惑かもしれません。

バックライトはRGBかホワイト単色から選べる

Keychron K6はバックライトの種類が2つあって、RGBかホワイト単色から選べます。RGBの方は18種類の光り方だけでなく、ホワイト単色で光らせることも可能なので迷ったらRGBを選ぶ方をおすすめします。(10ドルほど値段が変わります)

もちろんバックライトなんていらないという方のためにも、バックライトをオフにする機能もあります。これは次のfnキーのところで解説します。

fn1キーとfn2キーの使い方

Keychron K6は65%キーボードなのでファンクションキーが省略されています。そのためファンクションキーを使用したい場合は、「fn2」と数字キーを組み合わせて使う必要があります。

黄色い印字は「fn1」、青い印字は「fn2」を押すことでそれぞれのマルチメディアキーとファンクションキーにアクセスできます。

バックライトに関する操作もこのfnキーを組み合わせることで可能になります。

fn1 + 矢印キー バックライトの色を変更
fn1 + 5 バックライトの輝度を下げる
fn1 + 6 バックライトの輝度を上げる
fn1 + 右上のバックライト切り替えキー バックライトのON/OFF

ホットスワップ対応でキースイッチを簡単に交換できる

Keychron K6はキースイッチを Gateron Mechanical / LK Optical / Hot-swappable の3つから選べて、このうちの「Hot-swappable」というのを選ぶと上の画像のようにキースイッチそのものを取り外しできるようになります。

「もっと静音の軸を使いたい」「赤/青/茶以外の軸を使いたい」といったようなときに「Hot-swappable」を選んでおくと、簡単にスイッチを交換することができます。

使いづらく感じたところ

使いづらいといえば少し語弊があるかもしれませんが、個人的にここが惜しいと思ったところが2つあります。

  • 起動するたびにバックライトをオフにするのが面倒

バックライトを点灯させておきたい派の人には関係ありませんが、私のようにバックライトがいらないといった場合には、起動するたびに「fn1 + バックライト切り替えキー」を押さなくてはいけないのは少し面倒に感じました。

  • キーキャップの指紋が目立ちやすい

キーキャップ素材がABSなので仕方がないのですが、指紋が目立つのが少し気になります。まぁこれはどうしようもないので気になる人は、キーキャップをPBT素材のものに交換するなどするしかありません。

まとめ

このようにKeychron K6は自分好みにカスタマイズすることから楽しめて、機能満載なお値段以上のメカニカルキーボードでした。これだけ色んな機能があって1万円前後で買えるキーボードは中々ないと思います。

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追記:キーキャップとスイッチを交換してみた

折角ホットスワップ可能なものを買ったので、キーキャップとスイッチを交換してみました。キースイッチは遊舎工房からGateron Silent クリア軸、キーキャップはDROPからSkylight Series Keycap Setを購入しました。

足りなかったfnキーなどはAliExpressで購入した木材キーキャップを使います。

▲ 届いたスイッチがこちら

Gateron の Silent クリア軸です。静音仕様で押下圧が35gと赤軸より10g軽いです。今回購入したスイッチはPCBマウントの5ピン仕様になっているので、足を2本カットする必要があります。(Keychron K6に元々ついてるスイッチは3本足)

全てのスイッチの足をニッパーでカットして、ピンが曲がったり折れたりしてないか確認しておきます。60個分カットしたので結構面倒でした。

カットが完了したら元々ついてるキーキャップとスイッチを付属の道具で外していきます。これがまた大変で、キーキャップを外すのは簡単なのですが、スイッチを外す道具が使いにくくて最初の5個くらいはかなり苦戦しました。

▲ キーキャップを外すのはとても簡単。誰でもできます。

スイッチの上下を挟むようにして取り外すのですが、コツが掴めるまで1個外すのに1分ぐらいかかってしまいました。慣れてきたら5秒くらいで外せます。

注文ミスで60キーしか頼んでなかったので残りの8キーはそのまま使います。

スイッチの取り付けは簡単ではめ込んでいくだけです。スイッチが取り付けられたら最後にキーキャップをはめていきます。

こちらは海外のサイトから輸入したキーキャップです。PBT素材なので指紋がほとんど目立ちません。足りないfnキーなどは木材キーキャップで代用します。

▼ 完成したキーボードがこちら

キーキャップを交換するとかなり雰囲気が変わりますね。

打鍵感はもとの赤軸のカチャカチャした感じから、スコスコスコといった感じのかなり静かな音になりました。押し心地も赤軸より軽くて使っていて気持ちいいキーボードになりました。

スイッチとキーキャップだけで1万円以上してしまいましたが、満足のいくキーボードに仕上がったと思います。