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イラク総選挙では独立強硬派とされるサドル師の勢力は議席を大幅に増やし、対して親イランの民兵等の勢力が大幅に議席を減らし、他方マリキー元首相も勢力を伸ばし、このうちサドル師とマリキーは、今後の連立政府樹立のためにそれぞれ多数派工作を始めていることは、累次報告の通りですが、他方アムリ等親イラン派は選挙結果はインチキであるとして、依然結果を拒否する姿勢を示しています。

イラク情勢について、al sharq al awsat net は、サドル師に反対する親イラン派は抵抗調整機関とか称するものを作り、選挙結果を拒否するとして、支持者たちに街頭に出てきて抗議するように呼びかけた由(マリキーもこれに加わっているのか否かは不明)。
これに応じて彼らの支持者は17日バグダッドや中部南部の町で、街頭で示威を行い、タイヤを燃やして交通を遮断した由。
他方、現在の首相であるカズミは、今回の選挙はイラク国民がその独立と安定への意志を示した偉大な行動であったとして、選挙結果を拒否する勢力を批判した由
またサドル師は、イラクはイラク人のものだとして、米国等の関与を拒否するとともに、今後の米国との協力については7つの条件を示した由。
これはこれまで強硬な反米主義者とされていたサドル師が初めて米国との協力に言及したものの由なるも、具体的な条件は不明、

いずれにしても、このような状況からイラクでは武力による衝突の発生も懸念されている由

 العراق: ≪حلفاء إيران≫ يلوحون بالشارع والسلاح | الشرق الأوسط (aawsat.com)