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 プロテニスの大坂なおみ選手が「うつ」症状に苦しんでいることを告白したり、東京五輪で米女子体操のスターであるシモーン・バイルズ選手が同様の症状で多くの競技を棄権したことで一般的にも注目されるようになったアスリートのメンタルヘルス問題。近年、米スポーツ界では五輪で通算23個の金メダルを獲得した水泳のマイケル・フェルプスやスキーのリンジー・ボン、プロバスケットボールNBAのデマー・デローザン、ケビン・ラブなど不安やうつ、薬物乱用、自殺願望など、自身のメンタルヘルスを打ち明ける選手が続出し、協会やリーグ、チームなどが対策に当たるようになっている。