ブラジル・ボルソナロ大統領、ワクチン接種せずに国連総会出席へ
ブラジルのボルソナロ大統領は、各国首脳が世界の課題を話し合う国連総会ハイレベルウィークに、新型コロナウイルスのワクチンを接種しないまま出席する意向を示しました。
ボルソナロ大統領は、21日から始まる国連総会ハイレベルウィークで一般討論演説するため、19日、アメリカ・ニューヨークに向けて出発します。16日、自身のユーチューブなどでのライブ配信で、ニューヨーク訪問に向けワクチンを接種するかとの質問を受け、接種しない意向を示しました。
ボルソナロ大統領
「なぜワクチンを接種するのか。抗体をつけるためでしょう?私の抗体レベルはすでに高い」
ボルソナロ大統領は去年7月に新型コロナに感染していることから、抗体はすでにあると主張。ただ、横にいた医者のケイロガ保健相からはこのような指摘を受けました。
ケイロガ保健相
「抗体の有効性は高いですが中和抗体検査も受けないと、大統領。健康でも、ワクチンは接種しないと」
ニューヨーク市当局は国連に対し、出席者全員のワクチン接種証明の提出を要求していますが、国連のグテーレス事務総長は接種証明を提出する必要はないとの考えを示しています。