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 イスラム主義組織タリバンによる暫定政府が統治を進めるアフガニスタンで爆発が相次ぎ、少なくとも3人のタリバン戦闘員が死亡しました。

 AP通信によりますと、アフガニスタンの首都カブールで18日、停車していた車が爆発し、2人がけがをしました。

 近所の住民は、車の下に置かれた爆発物のようなものを写真におさめていました。通報しましたが、地元の警察が到着する前に爆発したということです。タリバンが暫定政権の主要メンバーを発表した7日以降、初めてとなる市街地での爆発攻撃とみられます。

 また、東部ジャララバードでは、タリバンの車両3台が相次いで爆発し、戦闘員など3人が死亡したということです。いずれの爆発も犯行声明は出されていませんが、過激派組織「イスラム国」の地域組織が関与した可能性が出てきています。

 アメリカ軍が撤退し、タリバンによる実質的な統治が始まって以降、カブールを含めた各主要都市の治安は比較的安定していましたが、タリバンと敵対するイスラム国の地域組織の脅威はまだ残されています。