橋や鉄塔など全国で老朽化が進む、インフラ構造物の維持修繕工事は、膨大な数に対して人手を確保できないことから、社会課題になっている。そうした状況下で、新たな施工法として注目を集めているのが、トヨコーが実用化したレーザー技術を用いたインフラ構造物のサビや塗膜、塩害のもとになる塩分を除去する「CoolLaser」。今般、これまでの機器では除去できなかった厚みのあるサビにも対応した高出力のレーザーを照射できる新型機をリリース。産官学も参画する研究会でのルール整備や資格制度の取り組みとともに、インフラ分野でのレーザー施工技術は果たしてどの程度有効なのかを発表会で探った。