Twitter上で卒業論文を販売するサイト「卒論ショップ」が話題となっている。サイト上の説明によると、様々な分野の卒業論文を一律2万円(税別)にて販売しているという。同じ卒論が二度販売されることはないなどとしている。またTwitterアカウントも持ってツイートしており、大学関係者からそのツイート内容から怒りを買っている模様(卒論ショップとは、日比嘉高『疫病と日本文学』(編)氏のツイート)。
Twitterなどの報告を見る限り、論文自体は中国の同種のサイトから仕入れを行っている模様。中国語固有の表記が混ざっているとの指摘もあるようだ(久谷雉氏のツイート、日比嘉高氏の別ツイート)。なおこの卒論ショップでは決済手段にメタップス子会社のメタップスペイメントム「Paysys」が使用されているとのこと(決済画面の例)。
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