米ファイザー(Pfizer)は18日、開発中のCOVID-19経口薬について、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用の許可を申請したと発表した。この経口薬はPAXLOVIDという名称。同社が5日に公開している臨床試験のデータでは、薬の投与により入院や死亡のリスクがおよそ89%低下したとしている(Pfizerリリース、NHK、朝日新聞、日経新聞)。
なお、この経口薬に関して同社は、低中所得国でジェネリック製品を製造する際、特許料をとらない方針も明らかにしている。この方針はアフリカの低所得国や中所得国など95か国が対象になるとしている。国連の関係機関がつくった非営利団体(NPO)「医薬品特許プール(MPP)」に製造ライセンスを供与するとのこと。米製薬大手メルクもCOVID-19経口薬「モルヌピラビル」の提供で同様に途上国などに特許料をとらない方針を示している。
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