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東京 文京区にある医療機器の貸し出しを行う会社では、今月に入って在宅で酸素の吸入を行える「酸素濃縮装置」を求める要請が都や保健所から相次いでいます。

このため、全国にある営業所から台数を集めて合わせて200台余りを確保し18日、会社の倉庫に各地から集められた装置が続々と運び込まれました。その後、感染した人が療養するホテルや今月から運用が始まった「酸素ステーション」に向けて配送されました。

また、保健所から貸し出しを要請する電話が入り、担当者が患者の状態などを聞き取り、住まいのマンションに配送していました。装置は玄関前に置いて患者に接することなく渡す方法がとられ、その後往診した医師によって設定が行われるということです。

会社によりますと、都などの要請で用意した200台余りは、すでに18日までに9割以上が使われているということです。

「フクダライフテック東京」文京営業所の越阪部友所長は「今月から感染者が増えると思っていたが、想像以上の増え方だった。できる範囲で最大限の対応をしているが、厳しい状況がいつまで続くか見通せず、不安がある」と話していました。