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自民党総裁選“勝負どころ”3連休、4候補はオンラインなど訴え

 自民党総裁選をめぐる動きです。3連休中日のきょうも、4人の候補は地方組織とオンラインで会合を開くなど、支持の拡大に向けた動きを活発化させています。

 きょう、河野行革大臣が意見交換したのは、飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員たち。コロナ禍の働き方の変化などについてヒアリングしました。また、河野氏はこれに先立ち石破元幹事長や小泉環境大臣と地方創生をめぐり座談会を開いたほか、東北の復興関係者とオンラインで意見交換し、支持を訴えました。

河野太郎行革相
 「広く国民の皆様全体の支援を頂いて、総裁選戦って、勝ち抜いていきたい」

 一方、岸田前政調会長は観光業の団体などとオンラインで意見交換しました。

岸田文雄前政調会長
 「コロナ感染、下火になった段階で新たな観光振興策、『GoTo2.0』という取り組みをぜひ結果につなげたい」

 岸田氏は、電子ワクチン接種証明などを活用することで新たな観光振興策「GoTo2.0」を考えていきたいと訴えました。

 高市前総務大臣は午後、報道各社のグループインタビューに応じ、緊急時の医療体制の確保のため法整備が必要だと訴えました。

高市早苗前総務相
 「コロナ患者の、例えば、治療を行う医療機関が足りない、病床数が足りない、ですから緊急時には協力して下さいよ、というのは法制化しておいた方が良いと思う」

 一方、地元支部に対し支援を呼びかけた野田幹事長代行。きのうは、今後の選挙戦について作戦会議を開いていました。

自民党・百武公親衆院議員
 「女性にとって身近なテーマ、身近な話題というのが非常に好感が持てる」

野田聖子幹事長代行
 「今回無事に終わったオリパラの責任者3人は全員女性(小池知事・橋本会長・丸川五輪相)。(女性では)できないだろうという先入観を変えていきたい」

 総裁選は党員による郵送での投票が既に始まっていて、各陣営はここ数日が勝負どころとみて働きかけを強めています。