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アフガン米軍「誤爆」謝罪に、遺族「謝罪だけでは済まされない」

 アメリカ軍が「誤爆」と認めた先月のアフガニスタンでの攻撃について、犠牲者の遺族が「謝罪だけでは済まされない」と語りました。

エマル・アフマディさん
 「私たちにとって謝罪だけでは済まされません」

 18日、AP通信のインタビューに応じたエマル・アフマディさん。先月29日、アメリカ軍が首都カブールで行った無人機による攻撃で、3歳の娘や兄を失いました。この攻撃についてアメリカ中央軍は17日、誤爆だったと認め謝罪。テロ組織と関係のない、子ども7人を含む10人が死亡したと明らかにしました。

エマル・アフマディさん
 「私たちは家族10人を失いました。もしアメリカが私たちに世界のすべてを与えてくれたとしても、娘も兄弟も誰も戻ってきません。アメリカには裁判をして欲しい。誰がこの攻撃を行ったのか、アメリカは彼らを罰するべきです」

 誤って標的とされ、死亡したアフマディさんの兄はアメリカの支援団体の現地スタッフとして働いていました。一家の稼ぎ手であり、アメリカへの移住を希望していたということです。

エマル・アフマディさん
 「アメリカは私たちに賠償をすべきです。そして私たちを安全な国に送り届けるべきです」

 アフマディさんは、アメリカ政府に責任者の処分と賠償を求めています。