19日公示された第49回衆議院議員選挙。今月31日の投開票に向け、12日間の選挙戦がスタートしました。解散から投開票までが17日と戦後最短の短期決戦となる今回の選挙戦では全国465の議席を争います。政権選択となる衆院選。各党の党首はまず何を訴えたのでしょうか。
自民党 岸田文雄総裁
「分配をしていく、そして皆さんに思い切ってお金を使ってもらうということになると、これがまた次の成長に繋がっていく。こうした成長と分配の好循環。私たちは新しい日本、未来を切り開いていくことができるのではないか」
立憲民主党 枝野幸男代表
「日本全体が実は成長しなくなってしまっている。私たちにはその原因・本質にしっかりとメスを入れて日本を元気にする具体的なプランがあります。まさに分配なくして成長なし」
公明党 山口那津男代表
「これからの政策目標をはっきりと掲げて、これまでの政策実現の実行力をもとにこれを実現していく。この政権選択は公明党のいる自公連立政権しかありません」
共産党 志位和夫委員長
「自民党と公明党の政権を続けるのか。今こそみんなで力を合わせて政権交代を実現し、国民の声が生きる新しい政権、作ろうではありませんか」
日本維新の会 松井一郎代表
「結局、政治は結果なんです。政治家として皆様方に公約を掲げた。そのことをしっかりと進めているかどうか、実行しているかどうかが政治家としては一番重要なポイントです」
国民民主党 玉木雄一郎代表
「コロナで傷ついた経済を回復させ、何より苦しい中、懸命に生きる、そんな人達の生活を守る政治を取り戻そうではありませんか」
れいわ新選組 山本太郎代表
「25年の不況の中にコロナがやってきたということを鑑みた政策が打たれなければ、社会は壊れてしまいます。徹底した国の積極的財政、これを推し進めたい。その中のひとつ、消費税は廃止」
社民党 福島みずほ党首
「自民党のコロナ対策、あまりに後手後手、あまりにケチケチ、あまりに支離滅裂、あまりにトンチンカンではないでしょうか。なぜか、人の命を守ることが政治なんだという意識なくして政治をやっているからではないでしょうか」
NHK党 立花孝志党首
「衆議院選挙に勝って、NHKをぶっ壊す。NHKがスクランブル放送をするというその日まで我々は戦っていきたい」
総務省では、午前8時半から各党が比例代表の名簿を届け出ました。今回の衆院選は2017年の10月以来4年ぶりで、小選挙区289と比例代表176のあわせて465の議席を争い、立候補者は1000人を超える見通しです。
引き続き政権の維持を目指す与党側に対し、野党側は7割を超える小選挙区で統一候補を立て、政権選択の選挙であることを有権者に訴える狙いです。
新型コロナ対策や経済対策などが大きな争点となる見込みで、今月31日の投開票まで激しい選挙戦が繰り広げられることになります。