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米国アナーバー出身のサイバーセキュリティ企業であるBlumiraは米国時間8月18日、シリーズAラウンドで1030万ドル(約11億円)の資金を調達したと発表した。同社はこの資金を利用して、提供するプロダクトの種類の拡大、従業員を80名に拡大、サービスプロバイダーとのパートナーシッププログラムの拡充を進める。

2018年に設立のBlumiraは、中規模企業でも大企業並みのサイバーセキュリティを実装できるクラウドベースのプロダクトを提供している。Blumiraのプロダクトは中規模企業による利用に特化し、提供価格も比較的安価となっており、従来のSIEM(Security Information and Event Management)業界の常識を覆してきた。Blumiraによれば、同社のプロダクトを利用することで、大企業並みのセキュリティをすばやく導入することが可能だという。

今回の資金調達により、同社の累計調達金額は1290万ドル(約14億円)に達した。今回のシリーズAでは、新規投資家のMercuryがリードインベスターを務め、同社のマネージングディレクターであるAziz Gilani氏がBlumiraの取締役に加わった。その他、Ten Eleven Ventures、法人エンジェル投資家、M25、Array Ventures、Duo Securityの共同創業者でエンジェル投資を行うJon Oberheide氏などが本ラウンドに参加している。

Blumiraの共同創業者兼CEOのSteve Fuller氏は、「今回の資金調達により、セキュリティ業界を民主化するという私たちのビジョンの実現が加速しました」と話す。「私たちは設立から数年でこの業界に素晴らしいモメンタムを生み出しました。世界的な投資家のみなさまからの支援を受けられたことを嬉しく思うとともに、今後もあらゆるサイズの企業に対し、シンプルで、自動化され、安価で、簡単に導入できるセキュリティを提供していきます」。

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