自民党総裁選の4候補は、告示後の最初の日曜となった19日、オンライン会合などにそれぞれ参加した。各陣営は「地方票」と呼ばれる党員・党友票が勝利への鍵を握ると判断。29日の投開票を見据え、訴えの浸透に全力を挙げた。
河野太郎行政改革担当相は小泉進次郎環境相と共に、福島県の漁業関係者らとオンラインで意見交換。東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、根強い風評被害への懸念が示された。河野氏は「国の責任だ。国が支える」と訴えた。
岸田文雄前政調会長は日本旅館協会の幹部とオンラインで懇談した。コロナ禍で疲弊する中小の旅館を支えるため、観光支援事業「Go To トラベル」を進化させた新たな振興策を考えていると伝えた。
高市早苗前総務相は党インターネット番組「カフェスタ」に出演。野田聖子幹事長代行は、地元の党岐阜市連とのリモート対話で「力を与えてほしい」と支援を要請した。