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キャッシュレス決済サービスのPayPayは、これまで無料で提供してきた中小加盟店向けのサービス手数料を有料化するとともに、集客に結びつける新たなサービスを加盟店向けに提供することを発表しました。

↑オンライン発表会に登壇したPayPay株式会社 取締役 副社長執行役員 COOの馬場 一氏(左)と、代表取締役 社長執行役員 CEOの中山一郎氏(右)

 

PayPayではこれまで、個人事業主や年商10億円以下の法人について、キャッシュレスサービスの手数料を無料としてきましたが、2021年10月より有料化することを決定。アプリ上でクーポンの発行といった店舗の集客を促す各種サービスが利用できる「PayPayマイストア ライトプラン」(税別月額1980円/店舗)を契約した場合は決済額の1.6%、契約しない場合は決済額の1.98%を手数料として差し引きます。

↑有料プランを契約すると手数料が下がる仕組み

 

同社の取締役 副社長執行役員 COOである馬場 一氏によれば、「キャッシュカードなどの一般的な手数料は3%台であり、PayPayの手数料は約半分程度。これは国内のキャッシュレスサービスのなかでも最低水準で、国際的にみても引けをとらない」と、手数料の安さに自信を見せました。

 

加盟店向けに提供される「PayPayマイストア ライトプラン」では、アプリ上にストアページを設立することができ、ユーザーはMAP上で店舗を調べることができます。また、ストアページでは様々な情報を発信できるほか、お得なクーポンの発行も可能。クーポンはターゲットを自由に設定でき、これまで店舗を利用したことがないユーザーにのみ発行したり、逆に定期的に来店してくれるユーザーに発行したりすることもできます。このほか、ユーザーがクチコミを投稿できるレビュー機能や、来店ごとに集められるスタンプカード機能など多彩な機能を利用可能。

↑アプリ上にストアページを作成可能。お得なクーポンなどを発行することもできます

 

加盟店は、ストアページの訪問者数やクーポンの利用状況などを情報を管理画面から確認でき、顧客分析などに活用することができます。

↑契約した店舗は様々な機能を利用可能

 

手数料の有料化に合わせて、加盟店を応援するキャンペーンも実施。PayPayマイストア ライトプラン契約店は、最大6か月間PayPay決済額の3%がキャッシュバックされます。

↑加盟店を2つの施策で支援します

 

また、コロナ禍で売り上げを落ち込んでいる店舗を応援するキャンペーン「街のPayPay祭」が、9月13日から11月28日にかけて実施されます。

 

これは、ユーザーがキャンペーンに登録した加盟店でPayPayを使って決済をすると、支払い金額の20%(最大1000円相当)がボーナスとしてユーザーに付与されるというもの。初めてPayPayを利用するユーザーや、過去6か月間PayPayを利用していなかったユーザーにはさらに20%のボーナスが上乗せされます(1回当たりの付与上限1000円かつ、期間中の付与合計上限1000円相当となります)。

 

店舗の売り上げを応援するとともに、利用するユーザーにとってもメリットのあるキャンペーンとなっていますので、まだPayPayを利用したことがない人も、この機会にアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

 

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