1914年、イギリスの探検家アーネスト・シャクルトン率いる探検隊が「エンデュアランス号」に乗り込んで南極点をめざした。だが流氷にとじこめられて遭難、漂流した。隊員たちはいったいどんなものを食べて命をつないだのか。作家の椎名誠さんが解説する――。 ※本稿は、椎名誠『漂流者は何を食べていたか』(新潮選書)の一部を再編集したものです。 ■北極、南極をめざす冒険家たち 極地探検といえばアムンゼンとスコッ…