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 昨年11月に高知県土佐清水市沖の定置網に迷い込み、保護されたアオウミガメが、移送先の海遊館(大阪市港区)で、1カ月以上にわたってレジ袋や食品の包装容器などプラスチックごみを排泄(はいせつ)し続けた。当初1カ月間は餌を食べることもできなかったといい、プラごみによる海洋汚染の深刻さが改めて浮き彫りになった。専門家は「海洋プラごみが海の生き物の健康を脅かしている」と警鐘を鳴らしており、同館では今後、排泄されたプラごみの展示も検討している。