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8月19日、楽天はネットスーパーのプラットフォーム 「楽天全国スーパー」 を2021年内に提供開始すると発表した。

「楽天全国スーパー」 2021年内に提供開始

「楽天全国スーパー」 は、受注管理やオンライン決済などのシステム、集客や販促支援、配送に伴うオペレーション立ち上げのコンサルティングなど、ネットスーパー運営に必要なものを一括提供するプラットフォーム。利用体系は初期費用無料、売り上げに応じたシステム利用料とマーケティング費用が発生する仕組み。

昨今の事情から、ネットスーパーの需要は急速に拡大。「楽天西友ネットスーパー」 においても、2021年1月〜3月の売り上げは前年同期比29.9%増。4月〜6月の売り上げも前年同期比28.4%増と継続的に伸長している状況。

スーパーマーケット事業者の参入意欲が高まっているが、一方でネットスーパー運営についてのノウハウ不足やシステム開発のコスト負担などが課題となっていて、ネットスーパー事業への参入が難しいケースも。

そこで楽天は、「楽天西友ネットスーパー」 で培ったノウハウを生かし、全国のスーパーマーケット事業者を対象に運営システムを提供することで、ネットスーパー事業参入を支援する。

「楽天全国スーパー」 では、利用者は郵便番号を入力することで、自宅エリアの配送に対応するネットスーパーを検索できる。決済時に楽天IDでログインし、事前登録した住所やクレジットカード情報などを利用してスムーズに買い物ができる。もちろん 「楽天ポイント」 を貯めたり、使ったりすることもできる。

「楽天全国スーパー」 の提供開始に先立ち、楽天は群馬県を拠点に1都14県でスーパーマーケット 「ベイシア」 138店舗を展開する株式会社ベイシアと、「楽天全国スーパー」 への出店に合意する契約を締結している。