「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)を運営するZOZO(ゾゾ)、プロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」、千葉大学は7月19日、ZOZOが開発した計測テクノロジー「ZOZOSUIT 2」(ゾゾスーツ・ツー)を活用した取り組みを開始すると発表した。ZOZOSUIT 2のスポーツ分野での活用の可能性を探り、3者が拠点を置く千葉県への地域貢献を目指すという。
旧「ZOZOSUIT」は、2017年に発表された、スマートフォンを使って身体の3D採寸ができる画期的な体型計測用ボディースーツ。最大1000万スーツを無料配布するとのことで話題になった。これに続き2020年10月に発表されたZOZOSUIT 2は、さらにその精度を高めたもの。スマートフォンでレーザースキャナーに匹敵する精度で身体の3D計測が行える。
アルティーリ千葉のブランドパートナーにZOZOが加わり、アルティーリ千葉がZOZOSUIT 2の計測テクノロジーを活用した新サービス共創のパートナー募集に興味を示したことから、さらにZOZOとの包括的連携協定を結んでいる千葉大学も加わって、3者の取り組みが始まった。
ここでは、アルティーリ千葉の所属選手の体型を「ZOZOSUIT 2」で計測し、そのデータを千葉大学大学院医学研究院整形外科学および千葉大学フロンティア医工学センターの知見を活かして分析し、選手のパフォーマンス向上やケガの予防に役立てる可能性を探るという。この取り組みは、2021年8月1日から開始される。
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