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中国の大手通信機器メーカー、ファーウェイの孟晩舟副会長は、アメリカが経済制裁を科しているイランと取り引きしたなどとして2018年12月、アメリカの要請でカナダで逮捕され、その後、詐欺などの罪でアメリカ司法省に起訴されました。

アメリカ政府は身柄の引き渡しを要請していますが、カナダではアメリカで訴追された行為が国内法に照らしても違法とみなされないかぎり身柄を引き渡すことを禁じていて、保釈中の孟副会長の身柄を引き渡すかどうかを決めるための最終段階の審理がカナダの裁判所で行われてきました。

18日に行われた審理で弁護側は改めて無罪を主張したのに対して、カナダの検察側は孟副会長の行動は詐欺罪に当たり裁きを受けるべきだと反論し審理が終了しました。裁判所はことし10月21日に判断の期日を示すということです。

審理の終了を受けてファーウェイは「孟副会長の無罪に自信を持っていてカナダの司法制度を信頼している」などとするコメントを発表しました。