今回は「DUALSHOCK 4」に背面ボタンを追加するアタッチメント「COOV DS200」のレビューを書いていきます。
先にこのアタッチメントの感想を一言で書くと、
「SONY純正アタッチメント以上の操作性の良さと機能性を持った背面ボタン!」
と言う様に感じました。
特に、操作性に優れており背面ボタンの誤操作がしにくく、ボタンの割り当てもしやすいです。
それでいて価格が高額と言う訳では無く、現在定価よりも高額で販売されている「SONY純正モデル」よりも安く購入できます。
その為、個人的に純正モデルよりもおすすめ出来る背面ボタンアタッチメントに感じました。
今回の記事ではそんな「COOV DS200」のレビューを書いていくので是非参考にしてください。
ちなみに自分は「SONY純正モデル」も所持しているので、それとの比較についても書いていきます。
外観と付属物
付属物
本体以外の付属品は説明書だけです。
内容は日本語で書かれており、裏面には英語で同じ内容が書かれています。
外観
コントローラーに取り付ける際は「イヤホン端子」と「拡張端子」を接続する様に合わしていきます。
左右2つの背面ボタン以外に、真ん中に丸くて大きめなボタン(スクリーンコントロールボタン)も付いています。
この「スクリーンコントロールボタン」は左右のボタン割り当てを変更するのに使うものなので、このボタンの割り当てを変更する事は出来ません。
コントローラーに取り付けると「OLEDスクリーン」が上になる形になります。
ボタンの割り当てを変更する際はこの画面に表示される内容を見ながら進めていきます。
イヤホン端子を接続する事も出来ます。
これによって取り付けていない時と同じ様に、ヘッドセットやイヤホンを接続して使う事が可能です。
また、ヘッドセットのマイクも使用可能で、音質の低下なども感じませんでした。
使い方について!
「COOV DS200」は真ん中の「スクリーンコントロールボタン」と左右のボタンを操作して設定を行い、設定状況はスクリーンに表示されます。
そして設定項目は大きく分けて以下の5つがあります。
- Mapping(ボタンの割り当て)
- Turbo(押している間だけ連打)
- Auto Turbo(押してからもう一度押すまで連打)
- Multi Sets(プロファイルの切り替え)
- Restore Factory(初期化)
この項目ではそれぞれの設定方法を簡単に紹介していきます。
Mapping(ボタンの割り当て)
まずコントローラーの電源が入り起動されてから「スクリーンコントロールボタン」を一回押すと、「Mapping」と表示されます。
この状態で「スクリーンコントロールボタン」を長押しするとボタン割り当ての設定画面へ入ります。
こちらが設定画面で割り当てられているボタンが表示されています。
(真ん中のP1はプロファイル1を表しています。)
この状態で割り当てを変更したいボタンを押すと、以下の順番で割り当てが変更されていきます。
- 無効
- △
- 〇
- ×
- □
- ↑(十字キー)
- →(十字キー)
- ↓(十字キー)
- ←(十字キー)
- L1
- R1
- L2
- R2
- L3
- R3
- OPT
希望通りの割り当てが完了したら「スクリーンコントロールボタン」を一回押して設定完了です。
Turbo(押している間だけ連打)
「Turbo」の設定を行う場合は「Mapping」が表示されている状態で素早く2回「スクリーンコントロールボタン」を押します。
そうすると上の写真の様に「Turbo」の文字が表示されるので、この状態で「スクリーンコントロールボタン」を長押しする事で設定画面に入ります。
次に連射を設定したい方のボタンを押します。
すると1秒間に何回ボタンを押すかの設定を行えます。
数値については「0 Times/sec ~ 10 Times/sec」まで調整が可能で、
- 0 Times/sec = 連射OFF
- 10 Times/sec = 1秒間に10回連打
と言ったようになっています。
Auto Turbo(押してからもう一度押すまで連打)
「Auto Turbo」の設定を行う場合は「Turbo」の時と同様に、素早く2回「スクリーンコントロールボタン」を押すのを繰り返します。
「Auto Turbo」が表示されたら「スクリーンコントロールボタン」を長押しする事で設定画面に入ります。
そして連射を設定したい方のボタンを押します。
すると何秒毎に一回ボタンが押されるのかを調整する事が出来ます。
数値については、
- 「0 sec/Time ~ 1 sec/Time」までは0.1単位で調整可能
- 「1 sec/Time ~ 600 sec/Time」までは1単位で調整可能
となっていて、例えば以下の様に設定すると、
- 0 sec/Time = 連射OFF
- 0.1 sec/Time = 0.1秒毎に1回
- 10 sec/Time = 10秒毎に1回
と言ったようになります。
Multi Sets(プロファイルの切り替え)
「Multi Sets」では本体の保存している3つのプリセットを切り替える事が出来ます。
「Multi Sets」の設定画面に入ると現在使用しているプリセットが表示されるので、この状態で左右のボタンを押すことでプリセットが変わります。
例えば上の写真の様に「P1(プロファイル1)」が選択されている状態で右ボタンを押すと「P2(プロファイル2)」へ切り替わります。
ちなみにプロファイルはP1、P2、P3の3つ保存する事が出来ます。
Restore Factory(初期化)
最後に「Restore Factory」では初期化を行う事が可能です。
純正モデルとの比較!
「COOV DS200」「「SONY純正モデル」」の2つは殆ど同じような仕様となっていて、
- 2つの背面ボタン
- 3つのプロファイルの保存
- スクリーンで設定
- 厚さ
- 重さ
など共通している部分が多いです。
しかし作りが少し異なる部分があるので、簡単に紹介していきます。
スクリーンの位置
スクリーンの位置が異なり、「SONY純正モデル」はコントローラーの背面に付く形になります。
一方「COOV DS200」は上の項目で紹介した様に、コントローラーの前面に画面が来る形になります。
ボタンの範囲の違い
ボタンの範囲が「SONY純正モデル」は広めになっていて根本部分までボタンになっています
一方「COOV DS200」は中心部分はボタンでは無く、ボタンは端の方だけになっています。
COOV DS200には連射機能が搭載!
機能面での大きな違いとして「COOV DS200」は連射機能に対応しています。
SONY純正モデルは画面自体がボタンになっている!
「SONY純正モデル」の方は画面自体がボタンになっているので、「COOV DS200」の様に別で「スクリーンコントロールボタン」などは付いていません。
重さについて
重量については3gしか差が無いので、殆ど違いは感じません。
良かった点
純正コントローラーのまま背面ボタンが使える様になる!
当たり前のことですが、このアタッチメントの最大の魅力がこの点です。
と言うのも、他のメーカーから発売されているFPS向けコントローラーは独自に作られている物が多く、形状やスティックの重さなどが異なる場合があります。
これによって使い始めはいつも通りのエイムが出来ないなど、慣れが必要な場合があります。
しかし「COOV DS200」はスティックに関しては「DUALSHOCK 4」そのままなので、いつも通りのスティック感覚でプレイしやすいです。
真ん中辺りがボタンでは無いので指を置きやすい!
「COOV DS200」はボタン部分が端の方だけになっているので、中心付近に指を置いていればボタンを押す事がありません。
これによってボタンを押そうと思って指を持っていかない限り押す事がなく鳴るので、誤操作の心配をせずに使いやすいです。
それでいて押し心地も軽く、少ない指の動きでボタンまで持っていけるので、押しやすくも感じます。
ちなみに「SONY純正モデル」の方では
- 全体がボタンになっている
- 軽い押し心地
となっていたので、誤操作がしやすい作りになっていました。
なのでこの点は「SONY純正モデル」よりも優れている部分に感じます。
ディスプレイを見ながら設定がしやすい!
「COOV DS200」のディスプレイは取り付けると、コントローラーの正面に位置しています。
この位置にあることによって、コントローラーを握ったまま設定を行えます。
「SONY純正モデル」の方では裏側にディスプレイがある形になるので、設定を行う際はコントローラーを裏返す必要がありました。
なので細かい部分ではありますが、この点も良い点の1つだと思います。
画面に触れる必要が無いので汚れにくい!
「COOV DS200」は設定を行う際の操作も全てボタンで行う為、ディスプレイにタッチする必要がありません。
これによって掃除の頻度が少なくても綺麗な状態を維持しやすいです。
ちなみに「SONY純正モデル」の方では、
- ディスプレイ自体がボタンになっている
- 指紋が付きやすい
と言う仕様だったので、ガンガン指紋の跡が付きやすかったです。
説明書が日本語でわかりやすい!
「COOV DS200」は日本正規品として販売されていることもあり、説明書が日本語で表記されています。
また、海外製品にありがちな不自然な日本語では無く、ちゃんとした日本語で書かれているのでとても分かりやすいです。
海外製のコントローラーアタッチメントの中には、
- 日本語の説明書が無い
- 不自然な日本語で書かれていてわかりにくい場合がある
など、使い方を理解するまでにハードルが高い場合があるので、この点はとても良いと思いました。
人によっては気になる点
持ち心地が変わる!(厚くなる)
上画像を見ての通り、このアタッチメントを取り付けると指で持つ部分が分厚くなってしまいます。
ちなみにこれは丁度「1cm程度」厚さが増える事になるので、持ち心地については大きな違いが感じられます。
なので、
「「DUALSHOCK 4」そのままの持ち心地で背面ボタンを追加できる!」
という訳では無いので気を付けて下さい。
まとめ
- 「DUALSHOCK 4」に背面ボタンを追加できる!
- 説明書が日本語で使い方がわかりやすい!
- 真ん中辺りがボタンでは無いので誤操作しにくい
- 設定画面がコントローラー前面に来るので設定がしやすい!
- 画面に触れずに使える!
- 1cmくらい厚くなるので持ち心地が変わる!
この様に「COOV DS200」は「SONY純正モデル」と殆ど同じ形状ながら、操作性と機能面にも優れています。
加えて価格についても、プレミア価格で定価より高額になっている純正モデルよりも安いのでコスパも良いです。
その為、「DUALSHOCK 4」に背面ボタンを追加したいと考えている方にとてもおすすめ出来ます。
ちなみにこれとは別に「COOV T100S」と言うコントローラーコンバーターを使う事でPS4だけで無く、
- Switch
- PC
でも使える様になるので、他の機材でも使いたい方はそちらもおすすめです。
それでは読んで頂きありがとうございました!