ワイヤレスヘッドホンに興味があけど価格差があるので、どれを購入したらいいのかわからず手が出せない人もいるのではないでしょうか。
特に初めてのワイヤレスヘッドホンで高級機は中々勇気がいるもの。
そこで、おすすめしたいのが低価格で、EQ機能を搭載したPicun「P28S」。
とういうことで、この記事ではEQ機能も搭載ワイヤレスヘッドホン入門機にふさわしいPicun「P28S」をレビューしていきます。
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
サンプル提供:Banggood
Picun「P28S」の概要
Picun「P28S」は、3000円後半と比較的安い価格帯にもかかわらず、EQも備えたワイヤレスヘッドホン。
シンプルかつコンパクトな作りでマイクも内部に内蔵されれいるため、マイクを装着するタイプのワイヤレスヘッドホンよりマイクが邪魔になるストレスがありません。
また、デザイン性も優れているので、バランスの良い仕上がりと言えるでしょう。
- ワイヤレスヘッドホンで価格は3000円後半
- デザイン性も良くマイク内蔵でコンパクトな作り
- EQモードによって通常音質モードと低音モードの切り替えが可能
Picun「P28S」のスペック
商品名 | Picun「P28S」 |
接続方法 | ワイヤレス+有線 |
ワイヤレスタイプ | Bluetooth |
ケーブル長 | 1.5m |
バッテリー容量 | 600mAh |
通話時間 | 68時間 |
再生時間 | 55時間 |
待機時間 | 1000時間 |
インピーダンス | 32Ω±15% |
周波数 | 20HZ-20KHZ |
マイク | CVC6.0ノイズリダクション |
作動距離 | 10m |
操作 | 物理ボタン |
イコライザ | 有り |
ワイヤレス充電 | 無し |
重量 | 不明 |
通話と再生時間がそれぞれ68時間と55時間となっているので一日中使用していてもバッテリー切れになる心配なし。
また、マイクにはCVC6.0ノイズリダクションを採用しているで、ノイズキャンセリングのようにノイズを打ち消してくれるのとは違い、ノイズを軽減してくれるだけなので過度の期待は禁物です。
Picun「P28S」のデザインチェック
まずは、シンプルかつコンパクトなPicun「P28S」のデザインをチェックしていきましょう!
帯が被されている「化粧箱」
外箱は全体的に黒をベースとした厚みのある作り。
下の部分はPicunのロゴが入った帯が被されています。
開けるとイヤーパット部分が白のビニールで包まれた本体と同梱物をまとめている内箱がお目見え。
白のビニールと黒の内箱の見た目で清潔感が感じられるます。
4ヶ国語の説明書が入っている「同梱物」
Picun「P28S」の同梱物は以下の通り。
- ヘッドホン本体×1
- microUSB/TypeB充電ケーブル×1
- オーディオケーブル×1
- 説明書×1
説明書は日本語を含めた4ヶ国語で書かれており、特に読みづらいといった事はありませんでした。
同梱物は少なく、ケーブル類は小さな箱にまとめられているので取り出し時になくすといった心配は皆無。
安っぽさを感じさせない「本体」
本体は余計な突起部分もなくシンプル。
ベースの黒に加えて、ヘッドバンド調節部分上部がシルバーなので見た目での安っぽさは感じさせません。
本体裏側も同様に安っぽさはなく、イヤーパット部分は見た目でもふっくらと柔らかさを感じられます。
R側の下部分には充電用のインターフェースと有線時にオーディオケーブルの差し込み部分が集約されています。
オーディオケーブルが差し込みにくいのと、ヘッドホンでは珍しく差込口がR側についているのが個人的に少し違和感。
こちらは本体トップの部分。
合皮の作りとなっており、触ってみるとクッションは見た目の印象より少なめに感じます。
上の写真はヘッドバンド調節を最大まで伸ばした状態。
10段階調節ですが、最大状態で装着して少し遊びができるくらいなのでもう少し調節できると良かったですね。
ふっくらとした感触の「イヤーパッド」
イヤーパッドも合皮でできていてふっくらとした弾力。
弾力が強すぎないのでメガネを掛けての使用も痛みを感じるといった事は有りませんでした。
耳がすっぽりと入り密閉は強めな作りなので音に集中しやすいですが、長時間使用の際は中が蒸れる心配があります。
少し残念な「ケーブル」
ケーブルはmicroUSB/TypeB充電ケーブルとオーディオケーブルの2本。
オーディオケーブルは絡まりづらい布巻きケーブルなのに対し、充電ケーブルがUSB/TypeCではなくmicroUSB/TypeBなのが少し残念。
視認性の良い白色の「LED」
写真では分かりづらいですが、バッテリー残量確認用のLEDは白色で視認性がいいです。
本体が全体的に黒を基調としているので白色のLEDの点灯は目立ちます。
ちなみにLEDの点灯はワイヤレス接続時のみなので、有線使用時には点灯しません。
平均的な「重量」
公式や説明書での重量は確認できませんでしたが、実測してみると255gでした。
一般的なヘッドホンの重量が大体200~300gが平均のなで255gは平均的といってもいい重量です。
Picun「P28S」の使い方
デザインチェックの次はPicun「P28S」の使い方について解説していきます。
ペアリング方法
Picun「P28S」をペアリングするにはまず、電源ON後に右の左ボタンを3秒押してペアリングモードにする必要があります。
ボタンを押した後に、ペアリングモードに以降していれば下の写真のようにR側上部が赤色と青色の交互に点滅します。
点滅が確認できればPicun「P28S」側でのペアリングの準備はOKです。
次にスマホ側でもペアリングの設定を行います。
Bluetoothのペアリングや接続できない時の解決方法を徹底解説!!
Androidのペアリング手順
Androidスマホのペアリング手順は以下の通りです。
- [Picun P28S]を電源ON後に右の左ボタンを3秒押してペアリングモードに設定
- [設定]を開く
- [Bluetooth]を選択
- [新しいデバイスとペア設定]を選択
- [Picun P28S]を選択
- [ペア設定をする]を選択
iPhoneのペリング手順
iPhoneを含むiOSデバイスのペアリング手順は以下の通り。
- [Picun P28S]を電源ON後に右の左ボタンを3秒押してペアリングモードに設定
- 本体[設定]
- [Bluetooth]をON
- [その他のデバイス]を選択
- [Picun P28S]を選択
- [ペア設定をする]を選択
操作方法
Picun「P28S」は本体R側にある上下左右のボタンを使用することで全ての操作が可能です。
物理ボタンなのでタッチセンサーに比べて操作ミスも起きにくいので、なれてしまえば比較的快適に利用できます。
音楽再生関連の操作一覧
音楽を再生 / 一時停止 | 下ボタンを1回押す |
次の曲へ | 右ボタンを1回押す |
前の曲へ | 左ボタンを1回押す |
音量を上げる | 右ボタンを1回押す |
音量を下げる | 左ボタンを1回押す |
EQの切り替え | 左右のボタンを同時に1回押す |
音楽操作関連の操作は全てボタンを1回押すだけなので特に戸惑う事はないでしょう。
通話や電源関連の操作一覧
電話に出る | 下ボタンを1回押す |
電話を切る | 下ボタンを1回押す |
着信を拒否する | 下ボタンを2妙押す |
電源を入れる | 上ボタンを3秒押す |
電源を切る | 上ボタンを3秒押す |
ペアリングモード | 電源ON後、右の左ボタンを3秒押す |
初期化 | 電源ON後、非通話状態で右の左ボタンを6秒押す |
電話に出るや切るなどの操作もボタンを1回押すだけの操作なので不便はありません。
また、着信拒否をする場合は念の為2秒以上押すと安全に操作できます。
Picun「P28S」の音質
Picun「P28S」は低音重視の作りで中音域は若干強め、高音域は抑えめなので全体的にマイルドな音質といった印象。
高音域が抑えられており、ドンシャリ傾向にならないのでクラシックや派手なロックには向かないかもしれません。
逆に低音重視の作りなのでEDMやフォークソングを聴くには相性はいいと感じました。
また、EQの低音モードを使用した際は低音の強さと音場の広がりを感じる事ができますが、中音域を感じにくくなるので全体的にぼやけた感じになるので好みが分かれると言ったところです。
- 低音重視のマイルドな音の作り
- フォークソンクやEDM向き
- クラシックや派手なロックは不向き
Picun「P28S」の使用感
ここからはPicun「P28S」の使用感をまとめていきます。
結論から言うと、蒸れやマイク性能など若干気になる部分がありますが、[デザイン性、EQ、音質]のクオリティーは価格以上のワイヤレスヘッドホンと言えるでしょう。
密閉性の高い「装着感」
Picun「P28S」を実際にメガネを掛けて4~5時間使用しましたが、頭や耳に痛みや疲れを感じる事はありませんでした。
イヤーパッド部分は耳がすっぽりと入り密閉される為、音楽を聴く際に没入感はかなり感じられます。
しかし、密閉性が高いので長時間の使用は中が蒸れてるので蒸れが気になる人は不満に思うかもしれません。
快適に利用できる「接続速度&安定性」
満員電車なのでの特殊な状態では試せていませんが、通常生活で使用する際の接続速度は1~2秒ほどで起動後にすぐ繋がるので特に気にするような事はなし。
少し遠くに感じる「通話音質」
ノイズリダクションの影響なのか通話音質は相手の声が少し遠くに感じますが、しっかりと聞き取れるので価格を考えると許容できるレベルの音質です。
有線での接続時は本体マイクではなく、スマホなどのマイクから音を拾ってしまうのでそこだけ覚えて起きましょう。
通常利用では気づかない「遅延」
YouTubeで再生し音のズレや遅延を確認しましたが、意識しないとわからないレベルのなので特に問題なし。
とはいえ、満員電車などの特殊な場合での若干の遅延が発生する可能性があるので、気になる人は有線で接続すると良いでしょう!
また、遅延などに影響するコーデックについて詳しく知りたい場合は[Bluetoothのコーデックの音質と確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
Picun「P28S」がおすすめの人
Picun「P28S」は、ワイヤレスヘッドホンを初めて買う人や低価格でEDMなど低音が強めの音楽を楽しみたい人におすすめ。
3000円後半と手を出しやすい価格で、操作性や機能性も十分でデザインも安っぽさを感じさせず、EQを使った低音モードでは低音を広げてくれる事でEDMとの相性は抜群です。
反面、音の作りが低音ベースなため、高音域が必要になるクラシックや派手なロックを聴く人は避けた方が良いでしょう。
とはいえ、3000円後半の低価格かつEQも搭載されてデザイン性も良いのでお試しで購入しするのもありです。
Picun「P28S」レビューのまとめ
Picun「P28S」は[デザイン性、EQ、音質]のクオリティーは価格以上にあるワイヤレスヘッドホン。
ちなみに、ワイヤレスヘッドホンとはいバッテリーが切れても付属のオーディオケーブルをつなげる事で充電なしでも利用可能です。