昨今、電子ペーパーのタブレットが何度目かの盛り上がりを見せています。
日本でも富士通のクアデルノがいきなりプチヒットを飛ばしました。
また、↓でお伝えした、UMPCで有名なTopJoy社からもButterflyというカラーE-Inkタブが100ドル台で登場予定。
加えて今回、Linuxスマホやシングルボードコンピュータで有名なPine64社からも、電子ペーパータブレット「PineNote」が今年末にも登場することが明らかになりました。
Pine64といえば、↓のLinuxスマホ「PinePhone」で有名。
モバイル利用に最適化された、Pos…
エントリースペックながら、150ドル(約16,000…
特徴は、iOSやAn…
同社は↓のように、ウォッチやタブレットもリリースしています。
今回同社ブログポストでリリースが明らかになったPineNoteですが、価格は399ドルで同社製品の中では高価な部類。
10.1インチ(1872×1404)E-Inkディスプレイ、Rockchip RK3566(Cortex-A55クアッド)、4GB LPDDR4 RAM、128GB eMMCという構成。
ディスプレイは16段階のグレースケール、60Hzリフレッシュレートです。
色調整対応のフロントライトも搭載していて、昼間も夜間も見やすくなっています。
また、ステレオスピーカー、デュアルマイク、Wi-Fi5、USB Type-Cポートを搭載し、急速充電にも対応。
「PineNote」の名の通り、感圧式ペンに対応しています。ペン同梱の予定ですが、EMR対応デジタルペンであればサードパーティ製も対応可能です。
フレームはマグネシウム合金、バックカバーはプラスチック製で、ディスプレイは傷つきにくい硬化ガラスでカバーされます。
一方、Pine64社らしい特徴も。
プラットフォームはよくあるAndroidベースではありません。ユーザーが独自ファームをフラッシュでき、メインラインカーネルのLinuxとソフトウェアを実行できることを目標にしているとのこと。
今年末にE-Inkディスプレイドライバがメインライン対応できない場合は、カスタムBSP(Board Support Package)カーネルが搭載されることになります。
UIもいまだTBDの状態で、出荷までに変化が色々ありそうです。
というわけでにわかに再び盛り上がりを見せつつある電子ペーパータブレット、今後の展開が楽しみです。
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