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これは、パウエル氏のフェイスブックの公式アカウントで、家族が18日午前、日本時間の18日夜、明らかにしました。

それによりますと、パウエル氏は18日朝、新型コロナウイルスの感染に伴う合併症のため亡くなりました。

ワクチンは接種していたということです。

パウエル氏は、中東のイラクに対して、アメリカを中心とする多国籍軍が武力行使に踏み切った湾岸戦争当時、アメリカ軍の制服組トップである統合参謀本部議長を務め、多国籍軍を勝利に導きました。

その後、2001年に発足した共和党のブッシュ政権では、黒人として初めて国務長官に就任しました。

共和党では中道寄りの穏健派として知られ、2001年の同時多発テロ事件を受けて、ブッシュ政権が「テロとの戦い」を掲げ、アフガニスタンとイラクでの2つの戦争に突入する中、政権内の強硬派とは距離を置きながら、アメリカ外交をリードしました。

パウエル氏は国務長官を退いたあとも党派を超えた人気を集め、2008年の大統領選挙では共和党の候補ではなく民主党のオバマ氏への支持を表明し、話題となるなど、その発言はたびたび注目されました。