2022年に全国公開される映画「吟ずる者たち」が、11月5日(金)より広島県で先行公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。
日本酒造りが盛んな町、広島。日本で初めて吟醸酒をつくった“吟醸酒の父”三浦仙三郎の魂「百試千改」を軸に、明治から令和へと引き継がれる吟醸酒への思いが描かれる本作。令和の主人公・永峯明日香を比嘉愛未、明治の主人公・三浦仙三郎を中村俊介が演じる。さらに、仙三郎の妻を戸田菜穂、仙三郎の家族に渋谷天外、ひろみどり、今井れん、中尾暘樹。令和時代で明日香の家族として、中村久美、奥村知史、丘みつ子、大和田獏と、多彩なキャストが集結した。
明日香(比嘉)は東京で夢破れ、故郷の広島へ。実家は三浦仙三郎の杜氏の末裔が継いだ酒蔵。目標を見失っていた明日香は、実家で父・亮治が「家宝」とする三浦仙三郎の手記を目にする。
明治初期、新米酒造家の三浦仙三郎(中村)は、醸造中に酒が腐る「腐造」に何度も見舞われる。資金不足、両親、愛する養女の死。逆境の中、腐造を起こさない、安定した日本酒醸造技術の確立に研鑽を重ね、ついに軟水による低温醸造法を導き出す。
明日香は仙三郎の百回試して、千回改める「百試千改」の思いに強くひかれていく。そんな矢先、父が倒れてしまい、父が作ろうとしていた新酒造りを引き継ぐことを決心する。明治から令和へ。時を経て、思いと一緒に醸される新酒『追花心』は完成できるのか。
メガホンをとったのは、広島県竹原市出身で「飛べ!ダコタ」(13)を手掛けた油谷誠至。脚本は、同じく竹原市出身の「キセキの葉書」(17)の仁瀬由実、安井国穂がタッグを組み、今村昌平監督の下で映画創りを手掛けてきたスタッフをはじめ、モノづくりに熱い思いを懸けるチームが集結した。
広島先行公開決定とともに、ポスタービジュアルも解禁。酒造りにとって欠かせない水をモチーフに、明治から令和へ時を経て継がれる思いを表現するオールメインキャストのビジュアルとなった。
作品情報
「吟ずる者たち」
2022年全国公開
2021年11月5日(金)より広島で先行公開
公式サイト:ginzuru.com
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